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山崎法律事務所


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弁護士コラム「ナズナ想」
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弁護士コラム「ナズナ想」

続きのお話

昨日のお話の続きです。
帰りは阿蘇を通って帰るルートを選びました。
ナビに従って運転をしました。
阿蘇に入りました。
ところが,ナビに従って走っていたところ,山道に入り込んでしまいました。
前方の道が土砂に覆われていました。
前に進むことができません。
仕方がありません。
切り返していたところ,左前輪が脱輪してしまいました。
私の力,技能ではどうすることもできないことはすぐにわかりました。
何とかしようともがいてもどうしようもないのにプロフェッショナルがすぐに解決する場面を多く経験していました。
私は,コールセンターに電話をして,すぐにロードサービスを依頼しました。
そして,ロードサービスの方が来てくれて,手際よく救出してくれました。
やはりプロフェッショナルです。
ロードサービスの方の話では,ご自身で何とかしようとして,事態を悪化させている方もいらっしゃるらしいです。
ご自身で何とかしようとして,事案を複雑にすることもあります。
早めにご依頼いただければ,不必要なご苦労をしなくてもよかったと思われることもあります。
ところで,その道でロードサービスに救助を求めたのは,私で4人目だそうです。

ちなみに,前方の道を覆っている土砂は,昨年の熊本地震で流出した土砂だそうです。
その道の先には家があったそうですが,その流出した土砂につぶされ,お住まいの方が亡くなられたそうです。

 

九州横断

今日は,九州を横断して東九州の裁判所に行きました。
本庁にはJRなどの公共交通機関で,支部には私自身が運転する乗用車で行きます。
ここでいう本庁というのは,地方裁判所家庭裁判所の本庁で,都道府県庁所在地にある裁判所です。
ただ,北海道には,札幌のほかに,室蘭,旭川,釧路に本庁があります。
東京地裁・家裁については,都庁所在地を東京23区ととらえると都庁所在地にあることになりますが,新宿区を都庁所在地ととらえると,東京地裁・家裁がある千代田区は都庁所在地ではないのかなと思います。
話がそれましたが,県庁所在地については,それなりに公共交通機関の便がよいので,公共交通機関を利用します。
ただ,熊本から宮崎地裁本庁に行くのは便利がよくありません。
公共交通機関を利用するのは,1つには,楽であるといえます。
運転する必要がありませんし,書物を読んでいたり,記録に目を通したりすることができるので楽です。
そして何より,交通費の計算が明確です。
熊本県外や熊本県内でも天草や人吉の裁判所に行くときには,依頼者の方に交通費をお願いします。
このとき,自動車で移動すると,自賠責の基準で計算をします。
これは道のり1kmに15円をかけて計算をします。
高速道路を利用したときには,高速料金を加えます。
これが,公共交通機関だと,きわめて明確に出てきます。
そこで,公共交通機関を利用することが多くなります。
公共交通機関の費用については,JRについては,新幹線での移動をお願いしていますがグリーン席のような贅沢は申しませんが,航空機については,1,000円割高になりますが,JALのJクラスの利用でお願いしています。
交通費を負担してくだされば,大抵のところには行きます。
ただ,支部の裁判所,熊本県内であれば阿蘇,玉名,山鹿,天草,八代,人吉にある裁判所が支部の裁判所に当たりますが,公共交通機関の便がよくないことが多いです。
ある支部に行ったときには,JRが1~2時間に1本しかなく,すでにJRが出た後で2時間待ちで,バスも1時間待ちという経験をしたことがあります。
ですので,支部の裁判所に行くときには,車を運転していきます。
今日は支部の裁判所でしたので,車を運転していきました。
今日の九州は,よく晴れていて,気持ちよく運転することができました。
 

お子さん名義の口座

今日は,豪雨の影響で熊本県内を走る高速道路の一部が通行止めになり,国道3号線では渋滞が発生していました。
そのため,県北の裁判所に移動するのに,いつもの倍以上の時間がかかってしまいました。
それでも,豪雨災害の直撃を受けた方々に比べれば,大したことではないのですが。
今日はいくつかの調停が成立しました。
離婚調停も近頃は早く成立するような気がします。
ところで,離婚に際して,未成年のお子さんがいれば,必ず親権者を決めなければならないのですが,そのとき,養育費を決めることが多くあります。
養育費を決めるとき,その支払い方法も決めます。
いつまでに,どの口座に振り込んで支払うかを決めます。
このとき,未成年のお子さん名義の口座を振り込み口座に指定することがあります。
養育費はお子さんを育てるために必要なお金ですので,お子さん名義の口座にしたいというお気持ちでしょう。
養育費を支払う方にしても,その方が,養育費を支払うことに抵抗がないともいえます。
お子さん名義の口座に養育費を振り込むと決めたときには,必ず,いつまでと決めたときまで支払ってもらいたいものです。
ちなみに,養育費は,未成年の子が成人になる20歳の誕生日がある月までと定めることが多いです。
養育費は,いつまでと決めたときまで支払うものですが,途中で途切れることもあります。
途切れてしまったとき,お子さんの心に悪影響を与えることがあります。
お子さんは,自身が親から愛されている証を求める傾向があります。
しかし,一緒に住んでいない親から自身が愛されている証を得ることは簡単ではありません。
養育費に支払や面会交流の実施が,愛されている証になることができます。
お子さん名義の口座を養育費の支払い口座に指定したとき,養育費の支払い状況は比較的わかりやすいものになります。
多くの場合,その口座に振り込まれるお金の大部分は養育費になりますから。
すると,養育費の支払いが途中で途切れてしまったことも,わかりやすいです。
それにより,お子さんが,自身が一緒に暮らしていない親から捨てられたと思うかもしれません。
お子さん名義の口座に養育費を振り込むときには,養育費の支払いを途切れさせないでください。
 

文書

政治問題で省庁における文書の存否が取り上げられていました。
裁判でも,文書の存否がとても大切な役割を果たします。
契約書,領収書などが典型でしょうか。
契約は,原則的に,当事者の合意だけで成立します。
従って,契約の成立に契約書の作成は必要ありません。
ただ,当事者で,契約書の作成により契約を成立させる合意があれば,契約書の作成は必要になります。
では,原則的な場合,何のために,契約書を作成するのか。
それは,紛争を予防するという役割があります。
契約で定めた代金の金額,支払時期,支払い方法などで,お互いの認識に違いが出てきたとき,契約書を作成しておけば,契約書の内容を確かめて,お互いの認識を共通にすることができ,紛争を予防できます。
そして,紛争が起こったときに証拠としての役割があります。
契約書には,相手が署名,押印しています。
このように相手が関与して作成した文書,特に相手の押印がある文書は,裁判所を説得しやすく,証拠としての価値が高いです。
そして,契約に関わる裁判で,契約書がなく代金を請求したり,契約書に書いていないことを主張したりすると,裁判所に請求や主張を認めてもらうハードルが一気に高くなります。
裁判では,このように,相手が関与して作成した文書というものがとても大切になります。
相手が関与して作成した文書でなくても裁判所を説得するのに役に立つものに日記があります。
日記は,そのときそのときに,誰かに見せることを予定せずに,ご自身の記憶や認識を残すために書くものです。
そのため,日記には,真実が書かれていることが多いといえます。
ただ,ときとして,その裁判で主張することの証拠になりそうなことしか記載されていない日記が裁判に提出されることがあります。
そのような日記はとても不自然な印象を受けてしまいます。
裁判でも,文書は大切な役割を果たします。
 

カツオくん

サザエさん一家というのは一つの家族の理想型ですね。
マスオさんは,サザエさんの夫で,サザエさん一家と同居していて,それなりに気を遣っているけど,サザエさん一家の婿養子ではない,だけど,サザエさん一家の家族と仲良くしてもらっています。
ところが,今週放送の回では,マスオさんに浮気疑惑が生じました。
サザエさんだから,それほど深刻ではありません。
浮気はどこからという議論がありますが,不倫疑惑よりもずっと軽い浮気疑惑です。
ちなみ,法律用語としては,不倫というものはなく,不貞です。
不定には,必ず肉体関係,性交類似行為が必要ですが,浮気はその一歩手前でも浮気と言うことがあるようです。
話はそれましたが,浮気疑惑が生じたマスオさんと一緒にお風呂に入ったカツオくんが,マスオさんに対して,僕はずっと味方だよのようなことを言っていました。
マスオさんとサザエさんの家族は本当に仲がいいですね。
もちろん,現実は甘くありません。
何もないときには,うまくいっていて,自分の味方になってくれていた結婚相手の家族が,いざというときには自分を裏切って結婚相手の味方になる。
そういうことはよくあります。
確かに,私の受任した案件の中には,結婚相手の家族が味方をしてくれたものもあります。
しかし,それはとても希な例です。
それなりの理由がありそうな案件でした。
離婚すれば夫婦は他人です。
当然,結婚相手の家族とも他人です。
血は水よりも濃いということでしょうか。
カツオくんのような立場の人を探すのは難しいです。
身内よりも他人である自分の味方をしてくれることを期待するのは,楽天的過ぎるかなと思ってしまいます。
マスオさんの浮気疑惑は,サザエさんの中の話ですので,当然のことながら,微笑ましく解決されました。
 

LINE

今日は,帰りのカーラジオと帰宅後のバラエティーで同じような話題を聞きました。
LINEや電子メールで退職届を勤務先に出すことについてでした。
どちらも否定的な意見でした。
確かに,失礼と言えば失礼です。
書面で行うべきであろうという意見もありました。
ところで,退職届けというのは従業員からする雇用契約の解約の申出になります。
この解約の申出には,法律で定められた形式はありません。
口頭での申し出てもかまいません。
LINEや電子メールでもかまわないといえます。
そればかりか,特にLINEは,優れていると思います。
事業所の中には,退職したいと申し出ても,代わりの人を見つけてくるように言われて,なかなか退職させてもらえないというブラック企業もあります。
退職することについて,代わりの人を見つけるような条件をつけることはできません。
退職の申出をしたときには,退職の申出をしたときから2週間を経過すると,退職の効力が生じます。
退職の申出をしたのがいつだったのかは大切な事実になります。
しかし,退職に条件をつけるような企業では,口頭で退職の届け出をしても,うやむやにされるかもしれません。
書面で退職の届け出をしても,受領していないとしらを切られる危険性もあります。
配達証明付内容証明郵便で退職届け出をすれば,しらを切られても証拠は残りますが。
ところで,LINEでは,この配達証明付内容証明郵便と似た機能を果たしてくれます。
相手に送ったメッセージ内容は保存されていますし,既読がついた時刻をデータで残しておけば,いつ相手に届いたかを証明することができます。
費用をかけずに,証拠を残すことができるという優れものです。
LINEは,私が力を入れている離婚案件でも,離婚そのものに関する事実の証明だけでなく,面会交流,婚姻費用,養育費などの案件でも,重要な役割を果たしてくれることがあります。
気になる方は,お気軽にどうぞ。

飛び出し事故(人vs車)

車を運転したところ,前方で,反対車線に停車していたバスの陰から歩行者が全速力で走り出して道を横断していきました。
とりあえず,衝突は回避できました。
「かもしれない運転」,「防衛運転」は大切ですね。
もっぱら交通事故の被害者の代理人をしていて,交通事故の加害者になりたくないものです。
交通事故の被害者の代理人でなくても,交通事故の加害者にはなりたくないですね。
ところで,私の車が,道を横断する被害者をはねたときの過失割合はどうなるでしょうか。
過失割合というのは,損害をどのように配分するかを検討するときの基準です。
過失割合については,日弁連交通事故相談センター東京支部が発行する「民事交通事故訴訟損害額差根知基準」(「赤い本」)と東京地裁民事交通訴訟研究会が編纂した別冊判例タイムズ38「民事交通訴訟における過失相殺率の認定基準」(「緑の本」)を参考にしています。
歩行者は,私から見て,横断歩道の手前を横断しました。
横断歩道を横断していたのではありません。
そして,横断歩道には,押しボタン式の歩行者用信号が設置されていました。
車の信号は青,横断歩道の信号は赤でした。
この場合,私の車が歩行者をはねたとき,「緑の本」【32】の類型が適用されますが,歩行者に70%の過失が配分されてしまいます。
車の運転手は,30%の過失の責任しか負いません。
つまり,歩行者が死亡したときの死亡慰謝料,死亡による逸失利益などの損害の3割,歩行者が負傷したときの治療費,入院雑費,通院交通費,入通院慰謝料休業損害,後遺症による逸失利益,後遺症慰謝料の3割しか,車の運転手から賠償を受けることしかできないということです。
これは,自賠責保険から支払われる保険金より少ない金額になります。
一般的には,判決で見込まれる損害賠償金は,自賠責保険から支払われる保険金から支払われる保険金より高額になることが多いのですが,この場合は逆転します。
交通事故の被害に遭われて,後遺症が残ったり,亡くなったりすると,それなりの損害賠償金を受けることができますが,その被害はこの損害賠償金で完全に埋め尽くすことはできないと思います。
その意味では,交通事故の被害者が損害賠償金で得をすることはないと思っています。
しかし,今回お話ししたような交通事故に遭われると,それは痛み損,死に損になってしまいます。
痛み損,死に損にならないためには,歩行者であっても,信号を守るべきです。
ちなみに,「緑の本」【32】では,「歩行者が車の直前に飛び出したような場合には,車が免責されることもあろう」という記載があります。
 

子どもの脳死

10日に広島の病院で脳死判定をされた6歳未満の男の子の心臓,肺がほかの子どもに移植されたそうです。
大学のとき,刑法ゼミで脳死について考えたことがあります。
一般的に,人の死は,心臓が停止し,その後に脳が停止しますので,自然に亡くなる状態では脳死は起こらないそうです。
脳死は,交通事故などで亡くなるときや延命装置をつけられているときに起こることがあるようです。
振り返ってみれば,そのときは,とても表面的な浅薄な議論をしていたと思います。
独身時代,私が脳死と判定されたとき,私の臓器が誰かの体の中で生き続けることはすてきだと思っていました。
結婚し娘ができたことや妻が闘病の末に亡くなった場に立ちあったことを経験すると,単純には考えることができないと思います。
妻が亡くなるとき,私は1秒でも長く生きていてほしいと思いました。
私が脳死と判定されたとき,残される家族は何をどう考えるのでしょうか。
娘が脳死と判定されたとき,私は何をどう考えるのでしょうか。
私は,臓器移植を承諾されたご家族の方のような決断をすることができるでしょうか。
それとも,1秒でも長く生き続けることを選択するでしょうか。
全く想像できません。
男の子のご家族の信条を推し量っても,表現できる言葉を見つけることができません。
「たられば」で議論できるほど軽いテーマではないです。
この男の子のご家族の決断が,2つの命に救われる機会を与えたことは間違いのないことです。
 

線路逃走

日付が変わって昨日(平成29年5月11日)は,毎月恒例の日弁連(日本弁護士連合会)の会議で,東京に出張していました。
羽田空港から東京モノレール,JR(山手線,京浜東北線),東京メトロ(丸ノ内線)を乗り継いで,霞ヶ関駅のB何番かの出口から出ると,弁護士会館の地階入口から弁護士会館に入ることができ,ほとんど空の下に出ることなく移動できます。
気候に左右されることなく移動できることは助かります。
ところで,11日朝,痴漢の疑いをかけられた男性が,新橋駅から線路に降りて走って逃げたそうです。
新橋駅は,私が羽田空港から弁護士会館に向かう途中にある駅ですので,もう少し早く東京に着いていたら,この騒動に巻き込まれていたかもしれません。
ところで,私は,身に覚えがないのに,痴漢の疑いをかけられたときには,速やかにその場から逃走するべきだと考えています。
痴漢冤罪を取り上げた,周防正行監督による「それでも僕はやっていない」は,決して誇張したフィクションではありません。
あの映画のようなことは,日常茶飯事に起こっています。
そして,痴漢されたという女性の前で,いくら身の潔白を証明しようとしても無理です。
安倍晋三首相が「悪魔の証明」という言葉を使ったので,この言葉を知っている方も増えたかもしれませんが,「存在しない」ものを「存在しない」と証明することは不可能に近いことです。
理屈には,痴漢したと疑ってる人が,疑われている人が痴漢をしたことを証明しなければなりません。
しかし,現実には,無罪の人が,自らの無罪を証明しなければならないような構造になっています。
痴漢冤罪も例外ではありません。
そして,逮捕されると,無条件で72時間は身柄を拘束されます。
家に帰ることも,仕事に行くこともできません。
そして,さらに10日間,場合によってはさらに10日間,身柄を拘束されます。
これを勾留と言います。
勾留は,検察官が公判請求(起訴)した後も続きます。
起訴されると,保釈といって,身柄を解放される制度はあるのですが,起訴された事実について,無罪を主張していると,裁判所は保釈を認めてくれません。
無罪を主張している人は,本当に無罪かもしれないわけですから,早く身柄を解放する必要があるはずなのに,裁判所は,無罪を主張しているという理由だけで,保釈を認めません。
誤解を招く表現ですが,初犯の痴漢程度であれば,たとえ有罪であっても,執行猶予がついて,刑務所に行かなくてもすむ可能性は十分にあります。
それでも,裁判所は,保釈を認めないのです。
そして,刑事裁判の有罪率は,99%です。
すると,痴漢と疑われたときには,とりあえず死にものぐるいで逃げるのが一番良い選択肢だと思います。
ただ,線路を逃げるのは,とてもリスクがあります。
線路を逃げることは,当然のことながら,列車の運行に影響を与えます。
それによる損害が発生します。
損害が発生すれば,賠償を求められます。
その金額たるや,一般的なサラリーマンの年収を遙かに超えるはずです。
そのような損害賠償請求裁判が起こされたというニュースはまだ聞いていません。
しかし,鉄道会社も対策をすることでしょう。
鉄道にも防犯カメラを設置する日も遠い将来でないかもしれません。
もう少し賢い逃げ方を考えなければならないでしょう。
 

「コウノトリのゆりかご」設置から10年

熊本市にある慈恵病院に「コウノトリのゆりかご」が設置されて10年が経つそうです。
10年前には,熊本県弁護士会で毎年5月に行っている子どもの人権フォーラムでもこの「コウノトリのゆりかご」を取り上げ,多くの方,マスコミの方も含めて,きていただきました。
当時子どもの人権委員会副委員長であった私も,地元の熊本日日新聞の取材を受け,その紙面の大きさは,当時の熊本県弁護士会会長のものよりも大きかったと笑い話のネタになったものでした。
あれから10年経ったんですね。
私は,全国津々浦々に「コウノトリのゆりかご」のような施設ができるべきだと,このナズナ想でも発言していました(コウノトリのゆりかごの3年目)。
その考えは現在も変わっていません。
無責任な妊娠,出産,そして捨て子を助長するという批判があります。
その匿名性から,子どもの権利条約上の親を知る権利を侵害するという批判もあります。
もっともな批判だと思います。
他方で,子どもの権利条約では,子どもに生きる権利を認めています。
新生児を殺害する嬰児殺,児童虐待そして虐待死のリスクは,現在でもあります。
実の親に殺されるくらいなら,かわいがってもらえる人の育ててもらった方が,子どもが幸せを感じることができるかもしれません。
神戸で,「コウノトリのゆりかご」のような施設を設置しようとしていた団体が,その設置を断念したという報道がありました。
残念に思います。
 

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