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弁護士コラム「ナズナ想」 貸金請求の最近のブログ記事

お金がかかるところにはかかる

ガン治療というものがあります。
妻の闘病生活の後半は,毎月100万円が費用は軽くかかっていました。
これは自由診療を受けていたのではなく,健康保険の範囲内の治療を受けた上での金額です。
もちろん,高額医療で一部は戻ってきます。
医は仁術という言葉があります。
しかし,お金がないことで治療の継続をあきらめざるを得ない方もいらっしゃることと思います。
権利・利益の実現についても似たようなことがいえると思います。
例えば,離婚問題。
相手に不貞の事実があれば,離婚手続を有利に進めることができます。
その不貞の証拠を裁判所に提出するためには,少なからず費用がかかることがあります。
例えば,調査会社に調査を依頼して,不貞の証拠を集める方法があります。
ただ,この方法をとると,少なくとも20万円から30万円かかってしまいます。
サスペンスドラマのように,弁護士自らであるとか,事務員が尾行をしたりして,証拠を集めることなどしません。
そんなことをすれば,多くの依頼者の事件処理が大幅に遅れてしまい,ご迷惑をおかけすることになります。
貸金請求についても同じことが言えます。
裁判所は判決を下すだけで,相手方の財産を調べることはしませんし,もちろん,弁護士に調べるノウハウはありません。
このような場合にも,調査会社に依頼することがありますが,やはりそれなりの費用がかかります。
他方で,証拠を残すためにICレコーダーでの録音をお薦めすることがありますが,この録音をそのまま裁判所に提出しても,証拠として調べてもらえません。
録音内容を文字にする反訳という作業が必要ですが,これも専門業者がいます。
費用を払えばこの反訳業者が反訳してくれます。
交通事故や刑事裁判で鑑定が必要になることがあります。
この鑑定も,多くの費用がかかることがあります。
また,被害者のいる刑事事件では,被害者と示談ができるか否かが処分結果に影響することが多いですが,示談にも多くのお金がかかります。
そう言うことを考えると,権利・利益を実現するためにもお金がかかることが多い,きれいごとだけですませることはできないと思います。


一呼吸おく利益

弁護士に依頼する利益としては,まずその専門的知識を利用できることでしょう。
また,これは弁護士のスタイルにもよりますが,私のように依頼者を連れずに裁判所に行くスタイルの場合には,時間の制約を免れるという利益があります。
さらに言うならば,一呼吸おくという利益があります。
弁護士は,あくまで代理人です。
決裁権限を持つのは依頼者です。
依頼者の意向を無視して,調停をまとめたり,和解をまとめたり,契約をまとめることはできません。
依頼者がその場にいる場合,その場で決断ができます。
決断を迫られると言うべきかもしれません。
これに対して,弁護士だけがその場にいる場合,弁護士は結論を持ち越して議論を持ち帰ります。
少し時間的にも,場所的にも離れたところで,依頼者は,少し余裕を持って検討をすることができます。
その結果,その結論にメリットを感じなければ,合意にしなければよいのです。
私などは厚顔無恥なところがありますので,「依頼者の同意が得られなかったのでだめです。」と平気でいえます。
このように,弁護士に依頼すると,少し余裕を持って,問題を検討する利益もあります。


和解は仲直りにあらず

裁判所から出ると,目の高さにトンボが飛んでいました。
猛暑でもそろそろ秋です。
1つ和解が成立しました。

地裁本庁のロビーにモニターがあります。
裁判員裁判の紹介が流れているときもありますが,簡裁での裁判手続きを紹介する内容が流れているときもあります。
そこで,和解のイラストが描かれていることがあります。
裁判官と当事者の三者が,にこやかな笑顔で握手をしている絵です。
依頼者の方には,「あの人(相手方)となんか和解できません。」と言われる方もいます。
日常用語の「和解」には,仲直りという意味があります。
だから,件の発言が出てきたのでしょう。
しかし,離婚裁判の和解を考えてもらえればわかりやすいと思いますが,離婚裁判で和解をしたからといって,夫婦が元の鞘に戻ることはありません。
裁判で和解というのは,当事者が,条件面などで譲歩をして,裁判を終わらせるものです。
お金を請求している方はその請求額において我慢をし,請求されている方は払いたくないお金を我慢して払って,それでも判決よりもましと考えて,裁判を終わらせるものです。
判決と比べると和解は,控訴のような不服申立ができませんので,裁判は確実の終わりますし,当事者の自主的意思により合意したものですので,自発的に約束を守ってもらえる可能性が高いというメリットがあります。
だから,当事者は,我慢して和解をします。
裁判所で見るイラストのように,当事者双方がにこやかな笑顔になる和解には,なかなかお目にかかれないものです。


大人げない(?)答弁書

先日ある事件で答弁書を提出しました。
原告は,近畿に本店がある貸金業者で,近畿の裁判所に訴えを起こしたものでした。
その訴状を持ってこられた方は,保証人でした。
その主たる債務者は,私に破産を依頼していました。
主たる債務者が破産しても,保証人の責任が免れることはありません。
保証人がその責任を免れたいのであれば,保証人も破産することです。
さて,この方が持ってこられた訴状には,貸し付けと弁済を利息制限法に引き直した計算書がついていました。
そして,その計算書では,主たる債務者が期限の利益を失ったと原告である貸金業者が訴状で主張するときから遅延損害金がつけられていました。
ここまでみると,どこにでもあるような,借りたお金を返さない消費者に対して貸し付けた業者が支払を求める普通の貸金請求訴訟(この事件は保証金請求訴訟になります。)のように思えます。
ところが,主たる債務者は,貸金業者が期限の利益を失ったと主張する日以後に,この貸金業者と任意整理により元本均等払いを行うという内容の和解を結び,ある程度の回数を支払っていました。
それなのに,訴状と計算書は,この事実をなかったことにしているのです。
この和解に基づく支払をきちんと計算すると,請求額は5分の1程度まで少なくなるのです。
この貸金業者は,この和解を知らなかった,忘れていたとでも言い訳するつもりなのでしょうか。
そのような言い訳が通用するとでも思っているのでしょうか。
この貸金業者は,保証人がこの主たる債務者の結んだ和解契約を知らないとでも思い,保証人に支払う義務のない金額まで支払わせようとしたとしか考えられません。
これは裁判所を利用した詐欺(訴訟詐欺)だと思います。
私は,この事件の答弁書で,この事実を指摘した上で,原告である貸金業者の行いは「天下万民の許さざるべき行為である。」と主張しました。
弁護士は,代理人として,理性的で冷静な訴訟活動を期待されているようにも考えるのですが,ときには依頼者である当事者の怒りを端的に裁判所に伝えることも必要な気がします。
そう考えて行動するところが,私の大人げないところかもしれません。

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