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山崎法律事務所


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弁護士コラム「ナズナ想」
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求人募集

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弁護士コラム「ナズナ想」

森拓司

本日から弊事務所は,年末年始特別休業とさせていただいています。
平成30年は,1月9日から通常業務を再開します。
ご迷惑をおかけしますが,よろしくご了承ください。
さて,下記のようなメールが届いている方がいらっしゃるようです。
これは,弁護士の名前が書かれていますが,形式的な面でも致命的なミスを犯しています。
どのようなミスなのかをここでお話しするのは,このメールを差し出した人にヒントを与えることになるので,やめておきます。
弁護士ならすぐにわかるミスですが,この業界にいなければわかりにくいかもしれません。
ただ,日本弁護士連合会の弁護士情報検索で「森拓司」を検索すれば,そのような名前の弁護士が,少なくともこのナズナ想が書かれた時点では存在しないことはおわかりになります。
このようなメールは無視することです。
                                      記
通知人/弁護士 森 拓司

___本状は、__差_押通知通告となります。
貴殿が利用したサービスにおける利用料・登録料が未払いとなっており、下記の_未__納料が発生しております。

▼対象コンテンツ
・FC2有料___動画
・ビットキャッシュ株式会社運営SNSサイト

▼_未__納料総額
【1, 087,651円】
※延滞料金発生中

?_未__納料支払い...免除手続について?

支払...免除申請を行った場合は、登録情報を削除することで_未__納金および延滞料の支払いを...免除することが出来ます。
支払...免除を希望される場合は、折り返し【...免除希望】とご連絡下さい。
※本通知後、24時間以上対応を放置した場合、民...事___訴訟を含む_法的__措置(資産__差_押さえ処分・ブラックリスト登録等)へ移行します。

【重要】
本件は、貴殿利用キャリアによるIP情報の照合が完了している為、対応を放置した場合は如何なる場合も支払いを...免除することは出来ません。
近年、架空請___求が増加している事から本“___本状を架空請___求だと判断し対応を放置”される方が多数いらっしゃいます。
___本状は、貴殿キャリア会社による情報開示の協力を得てビットキャッシュ株式会社主導によるFC2との正式な合同___訴訟となり、架空請___求ではございません。
過去、対応を放置した方の全てが民...事___訴訟後、__差_押処分及びブラックスト登録が実行されておりますのでくれぐれもご注意下さい。


ビットキャッシュ株式会社
代表取締役社長 伊草雅幸
 


保険

先日,プライベートなことでちょっとした賠償トラブルになりそうな出来事がありました。
私の方が賠償請求されるかもしれない出来事でした。
私は,個人賠償保険も契約をしていますので,早速,保険会社に連絡をしました。
保険会社から保険対応してもらえるトラブルと説明をされました。
それから,1ヶ月くらい経つのですが,相手の方から何の音沙汰もありません。
おそらく,その方の思い違いだったのでしょう。
このようなトラブルに巻き込まれそうになったとき,個人賠償保険はとても心強いです。
子どもが幼いとき,子どもの行為でお店の高価な展示品を壊したときを考えて,保険契約をしました。
現在は,犬を飼っていますので,犬が噛んだときに備えています。
もちろん,そのようなことが起きないように予防することが大切です。
ただ,思いがけない事故が起こることがあります。
そのようなとき,個人賠償保険を契約していると安心です。
お子さんが自転車通学をしているご家庭などは,個人賠償保険の契約をされていることをお奨めします。
ところで,私の契約している保険には,弁護士費用特約もついています。
この弁護士費用特約は,交通事故のときに利用するものが多いのですが,私が契約している特約は交通事故に限らず,日常生活嬢のトラブル全般で利用できるものです。
件の出来事が賠償トラブルに発展したときには,弁護士費用特約を利用して,ほかの弁護士に依頼しようと思っていました。
私自身が弁護士なのにほかの弁護士に依頼するのは奇異に思われるでしょう。
私は,過去,私自身が請求者となって裁判を起こしたことがあったのですが,私自身のことでの裁判を行うことは,私にとってとても面倒なものに感じました。
裁判手続きや交渉は,他人に任せた方が楽だと実感しました。
 

子連れ

熊本市議の子連れ登院が話題になっています。
この市議は,仕事と育児の両立をアピールするため,お子さんを連れて登院したそうです。
すると,この行為は,政治的表現と評価できそうです。
憲法21条により保障されている表現の自由の行使といえないこともなさそうです。
熊本市議会は,どのような判断を下すのでしょうか。
ところで,私も子どもを連れて裁判所に行ったことがあります。
大雨の渋滞で,保育園によっていては裁判に遅れそうになったときに,裁判所に連れて行ったことがあります。
そのほかにも,熊本地震で学校が休校だったとき,小学校が夏休みで面倒を見てくれる人がいないときにも連れて行ったことがあります。
裁判の手続きには,弁論手続と弁論準備手続があります。
弁論手続は,公開の法廷で行われる手続ですので,誰でも傍聴をすることができます。
ですので,傍聴席に静かに座っていられるのであれば,子どもを連れて行っても差し支えがありません。
これに対し,弁論準備手続は,非公開の部屋の中で主張や証拠の整理を行う手続です。
非公開ですので,裁判所が許可しなければ,代理人,当事者以外の者が入室することはできません。
交通事故の裁判では,相手の保険会社の担当者が入室を許可されることがあります。
弁論準備手続で,1回は裁判所の許可を得て,部屋に連れて入ったことがあります。
このとき,子どもが幼いほど,許可されやすいように思います。
なぜなら,そこで何が行われているのかを理解できる年齢にはなっていないほど,許可されやすいと思います。
北海道の弁護士で,乳児を抱えて法廷に入った経験を持つ方もいらっしゃるそうです。
個々の裁判官の判断ですので,融通が利くこともあります。
ちなみに,弊事務所でも,お子様連れでご相談,打ち合わせに来られる方もいらっしゃいます。
そのようなとき,保育士の経験を持つ弊事務所事務員がお相手させていただいています。
 

世間をご存じない。

先日,中国地方にある家庭裁判所に行きました。
離婚調停と婚姻費用分担調停を申し立てていました。
申立てに際して,遠隔地でしたので,電話会議を希望していました。
ところが,出頭するように求められました。
その家庭裁判所まで,新幹線を使い,私と申立人である依頼者で行くと,往復5,6万円の費用がかかりました。
その依頼者の方は,決して生活にゆとりがある方ではありませんでした。
かつ,相手からのDVにより,熊本の裁判所から保護命令が出ていました。
中国地方にある家庭裁判所では,部屋などの私たちに配慮をしてくれました。
そして,調停が終わり,帰るときに,その家庭裁判所の最寄りのバス停で午後4時30分に来るバスに乗って,新幹線の駅に向かうことを伝えて家庭裁判所を出ました。
そして,最寄りのバス停でバスを待っていました。
私の経験では,バスが,バス停に書かれている時刻通りに来たことがほとんどなかったのですが,そのバス停でも,バス停に書かれている時刻になった午後4時30分になっても,乗るべきバスは来ませんでした。
ところが,私たちの目の前を相手が運転する車が通りました。
相手が私の依頼者をにらんで通っていったそうで,私の依頼者は,とても恐怖を感じていました。
私は,この件,すなわち,①電話会議の申立てを行っているにもかかわらず,生活に余裕のない当事者に,5,6万円の費用をかけさせて,その家庭裁判所まで出頭させたこと,②お願いしていたにもかかわらず,相手を早めに家庭裁判所から出したことの2点について,その家庭裁判所に抗議をしました。
すると,家庭裁判所は,以下の通り答えました。
①については,第1回の調停は,調停委員との顔合わせが大切であり,申立人が生活に余裕がないなんて想像もできなかった。
②については,担当の裁判官も担当の書記官もバスを利用したことがない。これは,バス停の時刻表に記載されている時刻通りにバスが来ることができないなんて想像だにできないという意味でしょうか。
その家庭裁判所には,離婚調停だけでなく,生活費をもらえなくて困っているという婚姻費用分担調停も申し立てています。
それなのに,裁判官は,私の依頼者にとって,5,6万円の金額ははした金だと思ったようです。
もちろん,私が担当している離婚調停には,第1回調停から電話会議であるものが複数あります。
その経験,そして,私の依頼者の経済状況から,私は,私の依頼者に余分な負担をかけないために,電話会議の申立てをしたのです。
それを,裁判官は,あっさり無視したのです。
そこには,何の想像力もありませんでした。
しかも,驚いたことに,裁判官や書記官は,バスを利用したことがないということです。
私は,酒宴が予定されているときには,自宅に乗用車をおいて,バスで会場に向かいます。
それに限らず,様々な場面でバスを利用します。
しかし,担当の裁判官,書記官は,バスを利用したことがないということです。
その家庭裁判所がある町では,バスが唯一の公共交通機関です。
そのような町なのに,担当の裁判官,書記官は,バスを利用することがないそうです。
裁判官,書記官が,浮世離れをした裕福な生活をしていることはわかりましたが,家庭裁判所の役割としては,もう少し庶民の生活を想像することはしてもよいのではないでしょうか。
 

親の立ち位置

清水アキラさんが,ご長男の清水良太郎さんについて,保釈が許可されたにもかかわらず,保釈させないという判断をしたそうです。
親子関係には様々な形がありますので,十把一絡げの議論は乱暴には思います。
しかし,それでも,私は,清水アキラさんの判断には疑問を持ちます。
もちろん,親子関係に限らないのですが,相手に対して厳しい態度で接しなければならない場面はあるとは思います。
そして,その厳しい態度で接することについて,相手が,その態度が自分の利益のためになされていると考えることができるためには,その前提として,信頼関係があることが必要だと思います。
自分のために厳しい態度で接してくれているんだと,相手が自然と考えられる程度の信頼関係は必要だと思います。
留置場,拘置所にいることはとても苦痛を感じるようです。
私は,国選弁護で,ホームレスの方の刑事事件を短答したことがあります。
そのとき,その方に,留置場から早く出たいのか尋ねたところ,出たいと答えました。
中には,留置場は,寝るところや食事が保障されていて,ホームレス生活よりもずっとましな生活を送ることができる,だから,ホームレスの方は,留置場にいたいと思っていると考えている方もいらっしゃるかもしれません。
しかし,そうではないようです。
留置場の中では,横になることができないそうです。
そして,常に行動を監視される環境にあります。
一般的には,1時間でも早く出たいと思うような場所です。
その場所から出すことができるのに,出さないというのです。
子どもは,そのとき,親をどのように思うでしょうか。
まさかのときの友が真の友という言葉があります。
子どもが助けを求めているときに手をさしのべない親に対し,子どもが信頼することはないでしょう。
子どもが非行や犯罪をしたとき,親は,甘やかしすぎた,これからは甘やかさないようにしようと考えることがあります。
その方は,胸に手を当てて考えたとき,本当に,子どもに甘えさせていたでしょうか。
非行少年の収容施設にお話を聞きに行ったとき,少年を甘えさせることから始めるという話を聞きました。
甘えさえるという行為にはとてもエネルギーが必要です。
きちんと子どもの話に耳を傾ける,時間も使いますが,子どもを掛け買いのない存在と思う気持ちが必要です。
単に,欲しいというものを買い与えるだけで,子どもの話をまともに聞いていなければ,子どもは,自らが掛け買いのない存在とは思えないでしょう。
自らを掛け買いのない存在と思えない子どもが他人を大切にすることができるわけがないですし,自らを大切な存在と考えることができないのですから,薬物犯罪に対する抵抗も生じにくいといえます。
お子さんが非行や犯罪をしたときには,親御さんには,お子さんを見捨てない,お子さんが掛け買いのない存在であるという明確なメッセージを送ってもらいたいとお思います。

現地調査

先週は出張が2つもありました。
1つは,日弁連での会議に出席するためでした。
毎月恒例の出張です。
もう1つは,現地調査です。
現地に行ってその状況を確認したりするものです。
今回の現地調査は,飛行機で往復4時間かけて移動しました。
調査自体は,数分で終わりました。
よくあることではあります。
現地に行ってみたからこそわかることもあります。
今回の現地調査でも,行く前には思いもしなかった収穫がありました。
弊事務所では,天草地域,阿蘇地域,水俣地域及び熊本県外に出張するときには,依頼者の方に交通費の負担をお願いしています。
今回の現地調査も,依頼者の方に交通費の負担をお願いしました。
必要があれば,そして,交通費をご負担していただければ,どこまでも行きます。
たとえ海外であっても行かせていただきます。
そのときには,交通機関の費用だけでなく,宿泊費や現地ガイド・通訳の費用のご負担をお願いしなければなりませんが。
 

未成熟の子がいるときの離婚請求

幼い子がいたら離婚できないんでしょう。
たまに聞くことがあります。
このとき,最高裁昭和62年9月2日大法廷判決を念頭に置いていわれる方もいらっしゃいます。
最高裁昭和62年9月2日大法廷判決,別居が相当長期間にわたり,間に未成熟の子がいないときに,離婚により相手が社会的経済的に過酷な状況に置かれるようなことがなければ,離婚が認められるという判決です。
ところで,この最高裁昭和62年9月2日大法廷判決は,一般的な離婚について判断したものではありません。
有責配偶者という言葉があります。
法律上婚姻破綻の原因を作った当事者と評価されるべき立場の人を有責配偶者といいます。
自ら不貞行為をした配偶者がこの有責配偶者の典型例です。
この有責配偶者からの離婚請求についての判断です。
 有責配偶者からの離婚請求については,「踏んだり蹴ったり判決」と呼ばれる最高裁昭和27年2月19日第三小法廷判決を判例として,認めないというのが裁判所の立場でした。
そのため,有責配偶者からの離婚請求は,離婚調停までに合意しなければ,実現することがないという状況が続きました。
ところが,最高裁昭和62年9月2日大法廷判決が,有責配偶者からの離婚請求であっても,その請求が認められることがある要件を示しました。
それが,①別居が相当長期間にわたり,②間に未成熟の子がいないときで,③離婚により相手が社会的経済的に過酷な状況に置かれるようなことがないの3つです。
従って,有責配偶者でなければ,間に未成熟の子がいても,離婚は認められる可能性は十分にありますし,私が依頼を受けた多くの案件で,間に未成熟の子がいても離婚請求が認められてきています。
ネットで離婚を独学で勉強されている方が陥りやすいミスのようです。

「あなたの方が悪い」

「話を聞いていてあなたの方が悪いと思うことがありますか?」
そんな質問を受けたことがあります。
ないです。

司法修習生時代,珍しく離婚の依頼を受けたところ,その依頼者が悪いと思い,その依頼者に対して「あなたが悪い」といって解任されたという話を先輩弁護士から聞いたことはあります。

私は,その先輩弁護士に比べて,倫理観が乏しいのかもしれません。
ただ,私が倫理観の乏しい弁護士でこの話を終わらせるわけには生きませんので,言い訳をさせてください。

私が依頼を受けるとき,その依頼者の権利や利益をどうして守るか,その依頼者の権利や利益をどうして実現するかを考えます。
そのような考え方で依頼者のお話を聞きます。
すると,お話の内容は,2つに分けることができます。
1つは,依頼者の権利・利益を守り,実現するために役に立つ話です。
相手を攻撃する武器になり得る話です。
もう1つは,依頼者の権利・利益を守り,実現するためには邪魔になる話です。
これは,相手からの攻撃対象になるところですので,防御しなければなりません。
このように,攻撃手段,防御手段としてお話を聞きますので,そこに良い悪いという評価を加える余地はありません。
防御しなければならないところは「悪い」という評価をするところになり得るところですが,「悪い」と評価しても依頼者の権利・利益を守り,実現することには何もプラスにはなりません。
かえって,そこで思考が止まって,依頼者の権利・利益を守ることを阻害しかねません。
弁護士である私が判断者である必要はありません。
弁護士は,依頼者の権利・利益を守ることがその役割ですから。

ですので,「あなたの方が悪い」と思わないのは,私が倫理観の乏しい弁護士だからというわけではないのです。
 

離婚調停中の不貞

弊事務所は,本日まで夏期休業をいただいていましたところ,明日より通常業務を再開します。よろしくお願いします。

ところで,離婚調停中の不貞は不貞にならないのでしょうか。
そんなご質問をいただくことがあります。
ワイドショーを見ていると,そんなことをおしゃった方がいらっしゃるようです。
なるほどですね。

離婚調停中の不貞は不貞ではないという単純なものではないです。

保護法益という考え方があります。
刑法で説明するとわかりやすいですが,窃盗罪という犯罪があります。
他人の財物を窃取した者は,十年以下の懲役又は五十万円以下の罰金という刑罰に処せられます。
これは,他人が財物を占有している状態を保護するための規定です。
この「他人が財物を占有している状態」を窃盗罪の保護法益といいます。

不貞についていうと,家庭の平和であるとの最高裁の判断があります。
不貞により,家庭の平和が破壊されたことが慰謝料請求が認められる根拠になります。
すると,その夫婦に家庭の平和がなければ,不貞による慰謝料請求が認められないことになります。
この夫婦に家庭の平和がない状態を破綻しているといいます。
では,どのような状況があれば,破綻と評価することができるか。

不貞した人が,すでに家庭の平和がなかった,破綻していたと主張しても,なかなか裁判所は認めてくれないでしょう。
これを認めれば,おおよそ,不貞をした人が,夫婦は破綻していたと言い張れば責任を免れてしまうことになってしまいます。
不貞された人の慰謝料請求が認められることはなくなります。

破綻と評価できる根拠となる事実は,客観的に判断することができることが必要です。
別居というのはこのような事実の典型でしょう。
ただ,別居した翌日に不貞したとすると,慰謝料請求が認められる可能性は高いといえると思います。
別居がそれなりの期間継続していることが必要でしょう。

すなわち,ただ離婚調停が行われているだけでなく,その不貞が始まったときにはすでに別居がそれなりの期間継続していたことが必要と思います。
 


警視庁高井戸警察署事件

弊事務所は,明日まで夏期休業をいただいており,通常業務は明後日より再開します。
ご迷惑をおかけしますが,なにとぞご理解,ご了承ください。
 

さて,東京の警察で,万引き容疑で任意の取り調べを受けていた中学生に対し,犯罪社会集団の構成員と見まがうほどの発言を警察官がしていたことがマスコミを賑わしていました。
しかも,この警察官たちは,無実の少年を自白させたのですから,警察内部の評価としては優秀なのだと思います。
だから,処分も厳重注意程度の軽いものに済ませたのでしょう。
この出来事は,いかに自白が当てにならないものであるか,警察は無実の人間をも自白させることができる技術,能力を持っていることが社会的にも明らかになったのではないでしょうか。
ちなみに,熊本県内の警察署の取調室には,携帯電話,ICレコーダーの持ち込みを禁止する張り紙が貼られているようです。
録音されたくないことがあるのでしょう。
ただ,この張り紙には法的拘束力はありませんので,どんどん録音するべきです。
捜査官に見つかれば取り上げられるでしょうが。

この出来事で救いだったのは,この中学生の親御さんが,この中学生を信じていたことでしょう。
このようなとき,親御さんも警察と同じ立場になって,お子さんを責めることも起きる危険があります。
しかし,この親御さんは違っていました。
すばらしいことだと思います。
子どもは嘘をつく。
よく聞くことです。
ちなみに,ある裁判官は,刑事部の部総括裁判官のとき,子どもが嘘をつくわけがないという趣旨の判決を書いています。
この裁判官のような考え方を持っているのなら信じてくれるのでしょうが,大抵の方は,子どもが嘘をついているかもしれないと思ってしまいます。
ただ,そのようなとき,だまされる覚悟も必要と思います。
ある家裁の裁判官が,今回はだまされてもよいと思ったと,少年審判の終わった後に,そっと話してくれたことがありました。
だまされる覚悟を持つことと,心から信じることは違うことでしょう。
ただ,どちらにしても,お子さんを救う可能性を残していると思います。
今回の出来事には,そのような救いを感じました。。
 


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