熊本の弁護士|交通事故,離婚の山崎法律事務所

刑事事件

期待できる若者たち

今日、国選の刑事事件の判決がありました。
判決は2年4ヶ月の懲役でした。
検察官の求刑が3年6ヶ月でしたので、弁護人としてはがんばった事件だと思っています。
この事件は、事実関係に争いがなく、法律上の争点もない事件でした。
このような事件の場合、裁判は2回に分けて行われます。
1回目の日では、検察官が起訴状を朗読して、冒頭陳述といって、検察官がこれから証明していく事実を主張します。
そして、検察官が提出した証拠を調べ、弁護人が提出する証拠があれば、それも調べます。
そして、被告人質問をして、検察官が論告求刑、弁護人が弁論をします。
このような手続きを審理といいます。
2回目の日は、判決のみです。
1回目と2回目の間隔は、1週間から2週間です。
この日に判決があった裁判も、1週間くらい前に審理をしました。
この事件は、殺人のような大事件でも、わいせつ事件でも、新聞に取り上げられるような事件でもない、社会の片隅で起こった小さな事件でした。
この裁判の被告人に、傍聴に来るような関係の人がいないことは知っていました。
しかし、審理の日に法廷に入ると、傍聴席に傍聴人が座っていました。
それも2人。
高校生。
男子生徒と女子生徒。
裁判は、民事裁判も刑事裁判も公開されていますので、誰でも傍聴することができます。
民事裁判は、書面の提出で手続きが進みますので、傍聴していても、事件の内容はわかりません。
他方、刑事裁判は、裁判を受ける被告人自身に対し、どのような書面が提出されているのかを知らせる必要もありますので、書面の内容を読み上げたり、読み上げたりしなくても声に出して内容を説明します。
ですので、傍聴するのであれば、刑事裁判の方がわかりやすいです。
この2人は、今日の法廷には来ていませんでしたので、その日は、たまたま学校が休みだったのでしょう。
でも、デートコースに刑事裁判の傍聴を入れるなんて、なかなか期待できる若者たちとは思いませんか。
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