熊本の弁護士|交通事故,離婚の山崎法律事務所

弁護士費用

弁護士費用は誰が払うの?続編

胡蝶蘭をいただきました。
CIMG3608_convert_20090325230123-1.jpg
3月5日の「円満解決和解」に登場した依頼者の方が送ってくださいました。
和解には、「勝ち和解」と「負け和解」という評価があります。
これは、請求額のどれくらいの割合が和解金として認められたかの割合により評価します。
円満解決和解は、金額としては0ですから、「負け和解」です。
でも、依頼者は大変喜んでくれました。
それが最大の結果です。
ところで、昨日の「弁護士費用は誰が払うの?」について、そんなことはないと友人の弁護士から突っ込まれました。
彼曰く、不法行為に基づく損害賠償請求では、不法行為ではその損害として弁護士費用の負担を被告に求めることができるというのです。
彼の言っていることは、間違いではありません。
しかし、私の昨日のブログが想定する場面でのお話ではありません。
彼と同じ誤解をしている方もいらっしゃるかもしれませんので、少し補足します。
不法行為に基づく損害賠償で、相手方に弁護士費用を相手に負担してもらうためには、訴状にその旨の請求を記載して主張しておく必要があります。
「当然に、」相手方が弁護士費用を負担するのではありません。
かつ、不法行為に基づく損害賠償請求事件で請求が認められなくても、すなわち原告が負けても、原告は、被告が依頼した弁護士に支払う費用を負担する必要はありません。
また、原告の請求が認められても、すなわち被告が負けても、原告の損害として被告が負担するべき費用は、原告が現実にその依頼した弁護士に支払う費用の全額ではありません。通常は、裁判所が損害として認めた金額の1割程度です。
この場合であっても、ご自身が依頼した弁護士に支払う費用の大部分は、ご自身が負担せざるを得ません。
判決が認める「弁護士費用」では、多くの場合、実際に負担する弁護士費用には足りません。
ちなみに、判決にある「訴訟費用は被告(原告)の負担とする。」の「訴訟費用」には相手方が弁護士に支払う費用は含まれていません。
要するに、裁判を起こして負けても、相手方が依頼した弁護士の費用を支払う必要は全くありません。
そして、裁判を起こされて負けても、相手方が「弁護士費用」という名目の損害を支払う必要はありますが、相手方が依頼した弁護士に対して実際に負担する費用を支払う必要はありません。
だから、安心して、裁判を戦ってよいのです。
一覧ページに戻る
top

熊本の町医者的法律事務所です。
法律の専門家に
お気軽にご相談下さい。