熊本の弁護士|交通事故,離婚の山崎法律事務所

契約

納得ができない!!

1枚の契約書を持って相談にこられました。
内容に納得ができないそうです。
私に限らず弁護士は、相談されることに対してはできるだけ相談する方の希望を実現できる解決策を考えます。
その契約書は、和解を内容とするものでした。
そして、自分で書いたと思われる署名と実印らしきものが捺印していました。
私の質問に、その署名が本人でされたものであることと、その実印を捺印しているとの答えてくれました。
和解に限らずほとんどの契約は、書面を作らなくても成立します。
和解書、契約書という書面を作るのは、契約が成立したことの証拠として残すという意味もあります。
そして、一度結ばれた契約は、守られるのが原則です。
確かに、一度結ばれた契約が無効になることはあります。
しかし、それは限られた場面になります。
特に、和解は、なかなか無効になりにくい契約になります。
しかも、ご丁寧に、和解書が作られ、その和解書にご自分の署名と実印での捺印までしているのです。
実印に法律上の意味はありません。
しかし、書面に印鑑が押されている場合、その印鑑を押した人は、その書面の内容に納得していたと、民事裁判を担当する裁判官が考えて良いとの規定が、民事訴訟法という法律に書いています。
しかも、実印は、日本社会では、不動産の売買など、「大変なこと」をするとき、慎重に手続きを進めなければならないときに、使われます。
従って、実印が押されていれば、裁判官は、実印を押した人が、その書面の内容に納得していたと、かなり高い可能性で考えると思います。
今回相談に来られた方についても、裁判を起こしても勝つ見込みがほとんど見あたらない状態でした。
署名をして実印を押す前に、相談してもらえれば・・・。
その思いを強くしました。
その和解によりその方がした損は、前もって弁護士に依頼していれば掛かったであろう費用の何十倍にも及んでいるように思えました。
一覧ページに戻る
top

熊本の町医者的法律事務所です。
法律の専門家に
お気軽にご相談下さい。