熊本の弁護士|交通事故,離婚の山崎法律事務所

借金問題

家族の借金

一昔前のドラマで、たちの悪そうな貸金業者が、奥さんに「旦那の苅田ものを奥さんが返すのは当たり前でしょう。」みたいな台詞を言っていました。
きっと、そう思っている方も少なくなかったのでしょう。
もちろん、保証人になっていれば返さなければなりませんが、保証人になっていなければ返す必要はありません。
一応、日常家事債務については、夫婦で連帯して責任を負うという規定はあります。
これは、電気代とか、水道代とか、お米代などを借りている場合のお話です。
ですから、夫婦であっても、夫の借金を妻が返す必要はありません。
妻の借金を夫が返す必要もありません。
親子でもそうです。成人した息子の借金、娘の借金を父親、母親が返す必要はありません。
父親の借金、母親の借金を子供が返す必要はありません。
相続が開始していない限り、返す必要はないのです。
今では、貸金業法で親族に対する取り立て行為が禁止されましたので、保証人になっていない親族に対して、昔のドラマのような台詞を言う業者はいないと思います。
仮にいたとすれば、その発言をした人の名前を聞いて、時間などを記録して、都道府県や財務局などのその業者を監督している官庁に連絡することです。
その業者はしばらく営業を休まなくなります。
しかし、貸金業者でなければ、貸金業法の制約はありません。
でも、理屈は一緒です。
その家族の借金は、私の借金ではありません。と支払いを断ればすむことです。
そのとき、貸し主が脅迫めいたことを言ったりすれば、貸し主は恐喝罪になることもあります。
貸し主がなんといったか、きちんと記録しておきましょう。できれば録音しておくことをおすすめします。
ところで、返す義務のない親族であっても、貸し主に対して、返済を約束すれば、債務引受という有効な契約になりますので、それ以降は返す義務が生まれることになります。
義務がないのに家族の借金の返済を迫られたときには、きっぱりと拒絶するようにしましょう。
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