熊本の弁護士|交通事故,離婚の山崎法律事務所

交渉

それを言ったら・・・

○○交渉術というタイトルの書物が発刊されています。
私も何冊か読んだことがあります。
ただ、交渉術というのは、経験的に身につけていくものもあるようです。
ところで、交渉というものは、私たち弁護士だけが行っているものではありません。
子供の頃、何か買ってもらいたいものがあって、親にねだった経験は誰でもお持ちでしょう。
また、お小遣いをもらったり、その値上げをしてもらいたいと親に頼んだ経験もお持ちでしょう。
これらは、まさに交渉です。
ただ、一般の方の交渉の中には、危なっかしいものも少なくありません。
脅せば交渉相手の譲歩が引き出せると信じ込んでいる方が少なくありません。
私たちが交渉するときには、脅しは使いません。
もちろん交渉が決裂したときの不利益は伝えますが、これは脅しではありません。
交渉が決裂すれば訴訟で解決するしかないと言うことが典型ですが、これは脅しではありません。
確かに、何でもかんでも相手方に送る内容証明に、自らの要請が無視されれば慰謝料を請求するとか書く弁護士はいるようですが、そもそも慰謝料を請求して認められる場合でないときにもこのような文言を書かれると、この弁護士の見識を疑ってしまいます。
話はそれましたが、一般の方が交渉するときに、例えば、交渉相手方の職場に乗り込むなどと言われる方がいらっしゃるようです。
これは脅しだと思います。きっとこの言葉を使った方も脅しのつもりで使っているはずです。
交渉相手にこれ以上の恐怖心を抱かせることを言われる方もいるようです。
そして、この交渉が金銭の支払いや品物の引渡が目的とされている場合、脅し文句を使った方は、恐喝罪に該当するとして刑事責任を問われる危険性が出てきます。
そうなると、この交渉は、脅し文句を使った方が決定的に不利になります。
ですので、私は、相談者が自ら交渉するという場合には、決して脅し文句を使わないようにアドバイスをすることにしています。
せっかく穏やかに交渉していれば手に入れることができることが、感情的になり、脅迫文言を使ったために、逮捕されたり、本来の交渉でも大幅な譲歩をせざるを得なくなるのはもったいないと思います。
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