熊本の弁護士|交通事故,離婚の山崎法律事務所

刑事事件

人定質問

刑事裁判では、手続のはじめに人定質問というものをします。
難しい雰囲気の言葉を使っていますが、法廷に被告人として出てきている人が、検察官が起訴した人で間違いないかを確認する手続です。
まず、「名前は?」と氏名を確認します。
それから、生年月日、本籍、住所、職業を尋ねていきます。
これらは、被告人を特定する情報として起訴状に記載されています。
星座、干支、血液型、出身地は、個人を特定する情報になりますが、これらは起訴状にも記載されていませんし、人定質問でも訪ねられません。
それで、被告人が、起訴状に記載されているとおりに答えていれば、この手続はよどみなく進みますが、時々起訴状の記載と違うことを答えることもあります。
起訴状の職業欄が「会社員」となっているのに、裁判の時には退職していたりしていて「無職」と答えたりするのが1つの例です。
すると、裁判官が、「逮捕されていたときは会社員でいいんですか?」と聞いたりして、被告人として法廷に出てきている人と被告人として起訴状に記載されている人と同一人物であることの確認をします。
この人定質問は、判決公判でも行われます。
判決公判の時の人定質問は、「名前は?」と尋ねる程度です。
ところで、先日ある刑事裁判の判決公判が行われました。
事件は私たちにとってはよくある、それほど大きくない事件でした。
この裁判の担当裁判官は、今風にいえばイケメンの太い低温のいい声の持ち主です。
その裁判官が、被告人を証言台の前に呼び出し(人定質問や判決言い渡しは被告人を証言台の前に立たせて行います。)、その低い声でおもむろに言いました、「△△○○さんですね?」と(「さん」の前に少し間があったような気がしました。)。
もしかして、先日の「○○さん」を読んでくれたのかなと、少し自惚れて思ってしまいました。
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