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雑談

八ッ場ダム

民主党政権が誕生し、群馬県の八ッ場ダムが一躍脚光を浴びています。 前原誠国土交通大臣が、民主党の政権公約通り、八ッ場ダムの中止を表明しました。 これに対し、群馬県知事を始め、地元自治体が反発を強めています。 これまですったもんだをした挙げ句、あきらめも混ざっていたのかもしれませんが、地元も納得して、ダムの建設が始まり、途中まで工事が進んだところで、建設中止となってしまったのですから、ダム建設に振り回された地元はたまったものではありません。 群馬県知事ではありませんが、国の都合で止められても困ると言いたくもなるでしょう。 ただ、今回は、「国の都合」ではありません。 総選挙で自民党政権が倒れて民主党政権が誕生したんです。 選挙について、憲法学的には、「治者と被治者の自同性」を実現する制度と説明されます。 つまり、統治の対象であった国民がいつでも統治する側にたつことができるとともに、統治していた側も常に統治する側にいるのではなく、統治される側に立つことを実現する制度という意味です。 他方で、選挙は、政治学的には、2つの意味で説明されます。 1つは、統治手段として、国民に統治されることを納得させる手段として説明されることがあります。 これは、自ら選挙で選んだ統治機構に従うように説得するという側面です。 もう1つは、小さな革命として説明されます。 選挙がなかった時代、政権を交代するためには、革命(戦乱を含みます。)を起こす以外にはありませんでした。例えば、清教徒革命、名誉革命、フランス革命、関ヶ原の合戦、戊辰戦争など、旧来の政権を倒して新たな政権を打ち立てるためには血で血を洗うような革命が必要でした。 しかし、選挙は、血で血を洗うことなく、平和裏に政権交代を実現することができます。 この意味で、選挙は小さな革命と評価することができます。 今回の総選挙は、旧来の自民党政権が倒され、新たに民主党政権が樹立されたのですから、まさに革命が起こったようなものです。 このような事態の中で、自民党政権の政策がそのまま継続されないことが普通だと考えるべきでしょう。 そして、それを、大多数の国民が選択したのですから。
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