刑事事件
やりにくい世の中
架空請求という言葉が登場したのは、もう5、6年前のことでしょうか。
1円もお金を貸したりしていないのに、人の心の弱さにつけ込んで「お金を返させる」のですから、最初に架空請求を考えついた人は頭が良かったのだと思います。
この架空請求でよく登場するキャラクターに弁護士があります。
示談金名目で多額の金額を請求するそうです。
6、7年前に、民事事件で通知を出したのに、私の依頼者の職場まで4、5人の大人数で押しかけた人がいました。
この人は、非常識なことを平気でしていますが、暴力団関係者とかではなく、熊本市内の繁華街で小料理屋を営んでいます。
その人が、私からの通知を架空請求と思ったと言い訳していました。
別にお金の請求などしてなく、私と交渉して下さいという内容なのにです。
このような極端な人はあまりいないと思いますが、このようなご時世です。
「弁護士です。」と名乗っても信用してもらえないかも知れないです。
示談や被害弁償のために、被疑者・被告人のご家族に電話で連絡をすることがありますが、私選弁護と違い国選弁護の場合には、それがご家族との初めての接触となることがあります。
架空請求と思われているのかなと思いながら電話をします。
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