熊本の弁護士|交通事故,離婚の山崎法律事務所

刑事事件

刑事裁判官

裁判官というと、一般的なイメージとしては、ポーカーフェイスで、没個性でと言うものでしょう。
感情を表に出さず、宮沢賢治の「雨にも負けず」のキャラクターのようなイメージでしょうか。
ですが、裁判官はとても個性あふれています。
和解協議などで裁判所に依頼者に一緒に行っていただいたときなどに、依頼者から、「裁判官ってあのような感じなんですね。」と言われることもあります。
刑事裁判の記録の見方にも個性があります。
刑事裁判では、起訴状一本主義と言って、裁判が始まるまでは、裁判所には起訴状しか提出されていません。
裁判が進むに従って、検察官から証拠が提出されるのです。
そして、争いがない事件の場合、1日で裁判が終わり、次の期日では判決を宣告します。
その1日で、証拠提出がされ、被告人質問もなされます。
ですので、その裁判の期日の中で、裁判官が効率的に被告人質問をするためには、裁判手続の中で記録を見るという作業もしなければなりません。
多くの裁判官は、情状証人の尋問などの時に、こっそりと記録を見ています。
かつて熊本地裁刑事部にいた裁判官で、情状証人の尋問の時、腕をまくり上げ、バッサバッサと音を立てながら記録を開いて、記録を見ていた裁判官もいました。
情状証人は、被告人の家族がなることが多く、少しでも被告人の処罰が軽くなるようにという思いで一生懸命に法廷で証言しています。
その前で、いかにも記録を一生懸命に見ていますというのはどうなのかなと思っていました。
それから、検察官が証拠を提出したとき、手続を進めずに、その場ではっきりと記録を見る裁判官もいます。
検察官、被告人、弁護人は、その様子を見ながら待ちます。
法廷に静かな時間が流れます。
その分、情状証人の尋問の時には情状証人の話を、より聞いてくれているように思えます。
そのような裁判官の記録の見方の方が、私としては気持ちいいなと思います。

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