熊本の弁護士|交通事故,離婚の山崎法律事務所

刑事事件

気合いでどうしようもないこと

私は煙草を吸いません。
煙草を止めるための道具のCMを見たこともあります。
そのような商品が売れるのは、きっと煙草を止めるのが大変だからでしょう。
煙草を止めるのが大変なのは分かります。

刑事事件で少なくないのが、再犯以上のでの覚せい剤自己使用です。
覚せい剤自己使用の前科が1個以上ある人たちです。
私は覚せい剤も使ったことがありません。
でも、覚せい剤自己使用で1度以上服役しても覚せい剤を止めることができないのですから、きっと覚せい剤は煙草以上に止めることが難しいでしょう。
そして、覚せい剤を止めるための商品があるかどうか知りませんが、少なくとも煙草と違って覚せい剤を止めるための商品についてもCMを見たことがありません。
何度も覚せい剤の自己使用で服役したことがある人にとって、覚せい剤を止めることはかなり難しいことのように思います。

ところで、半年ほど前ですが、何度目かの覚せい剤の自己使用をした人の国選弁護人になりました。
私はそのような人には、ダルクを薦めています。
ダルクは、覚せい剤の使用歴がある人が、今後覚せい剤を使用しないようなることを手助けしてくれる団体です。
全国にある任意団体で、熊本市にもあります。
私から熊本市にあるダルクの住所を教えられ、留置場からダルクに手紙を出した人もいました。
留置場から手紙を出した人は、もう覚せい剤の使用をこれで最後にしたいと私に言っていました。
今からお話しする人は、この留置場から手紙を出した人とは違う人です。
この半年ほど前に国選弁護人として担当した人も、2度と覚せい剤を使用したくないという気持ちは強いものでした。
ただ、ダルクを利用することで、経済的負担がかかることをおそれていました。
それで、自分の意思だけで覚せい剤を止めることにしました。
裁判が終わって、情状証人にも立ってくれた親御さんにもダルクを薦めましたが、無償ではないかもしれないと話すと、それまで興味を示していた親御さんが、態度を一変させ、自分の意思を強く持っていれば大丈夫だとの立場になりました。

熊本市にあるダルクは、入寮はできないと聞いていますので、費用がかかるとしてもあまり大きい金額にはならないと思います。
それに、また覚せい剤を使用して服役すれば、その期間は働くことができなくなりますので、かなり大きな経済的損失を被ることになります。
それに、自分の意思を強く持つにしても、それをサポートするものが必要に思います。

覚せい剤を止めるのに、ダルクを利用してみることは有効な対策だと思います。
気合いだけで覚せい剤を止めるのは心許ないです。

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