熊本の弁護士|交通事故,離婚の山崎法律事務所

刑事事件

未成年者誘拐

阿蘇法律相談センターの担当でしたが、1件の相談もありませんでした。
最近は、司法書士さん、行政書士さんなどが無料法律相談をしていたり、テレビCMを流している東京の法律事務所の電話相談があるので、そちらを利用しているのでしょうか。
ところで、弁護士・司法書士の債務整理に関する苦情を調査した集計によりますと、電話相談をしたところ、弁護士は出てこず、事務員が応対したというものもあるようです。
また、司法書士さんも、行政書士さんも、地方裁判所・家庭裁判所での代理権はないので、結局誰か弁護士に振ることが少なくないようです。
それなら最初から弁護士に相談していた方が、スムーズに解決することができると思うのですが、目先のことが気になるのは仕方がないことなのかもしれません。
ところで、帰りにラジオから、中部地方で、父親が自分の子供を誘拐したとして逮捕されたというニュースが流れていました。
この子供の両親は離婚していて、親権は母親が持っていました。
似たような事件は私もあつかったことがありますが、親権を失った親が、たとえ自分の子供でも、親権を有する親に無断で連れて行くと未成年者誘拐・略取になります。
誘拐とは、「お菓子をあげるよ。」とか、「お母さんが事故にあった。」とか嘘を言って、子供を連れて行くことで、略取とは、力ずくで子供を連れて行くことです。
親権を有さない親が、子供に、単に「おいで。」と言って、付いてきた子供を連れて行っても未成年者誘拐になります。
これに対して、離婚協議などで他方の親が連れて行った子供を連れ戻るのは、未成年者誘拐にはなりにくいです。ただ、離婚協議中の親で、泣き叫ぶ子供を無理矢理車に押し込んで連れ去って未成年者誘拐・略取で有罪になった裁判例もありますので、無茶なことはしない方がよいです。
未成年者誘拐・略取をすると、その後の面接交渉の調停・審判で不利益な扱いを受けることがあります。
ただ、どうしてこのような事件が起こるのかを考えると、1つには、十分な面接交渉がなされていない現状があるように思います。
この現状は、子供にとっても不幸なことです。
子供は、自らの親について知りたいという欲求を持っていますし、親は父親であっても母親であっても大好きです。
大好きな親を知ることも会うこともできないことは、子供の健全な育成という点は非常に不幸なことだと思います。

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