熊本の弁護士|交通事故,離婚の山崎法律事務所

交渉

コストパフォーマンス

他人は自分の鏡であると昔の人は言っていました。
自己が他人を尊重するような言動をとっていれば、他人も自己を尊重する言動をとってくれる。
自己が他人を貶めるような言動をとるならば、他人も自己を貶めるような言動をとる。
そのような意味と理解しています。

以前に比べると、権利意識は格段に向上したと思います。
法律バラエティー番組の功績だと思います。
ただ、権利をどのように実現するかという点については、まだまだ理解をする必要があると思います。
権利があるからといって、自然とその権利が実現されるわけではありません。
例えば、お金を貸したとします。
金銭債権という権利を持っています。
でも、この権利を持っているからといって、返済の約束の日に相手方が必ず返済してくれるとは限りません。
この権利を持っていることを裁判所が確認すれば、お金を借りていて返さない人にお金を返すように命じる判決を下します。
この判決が出ると、自分からお金を返す人もいます。
でも、判決が出てもお金を返さない人がいます。
その場合には、相手の財産(給与、預貯金、不動産、有価証券、現金、貴金属など)を差し押さえて、これを競売にするなどして回収しなければなりません。
相手がどこにどのような財産を持っているかは、お金を回収しようとする側で調べなければなりません。
この強制執行までの手続を考えると、時間と費用を使わなければなりません。
しかし、相手方の協力が得られるならば、ここまでの時間と費用を使う必要がありません。

時として、ご自分に権利があるからと、尊大な態度に出られたりする方がいらっしゃいます。
例えば給料がもらえないということで職場で傍若無人な言動をするなど、ご自分の権利が実現されないことでとても感情的な行動に出られる方がいらっしゃいます。
そのような態度に出られると、相手方も感情的な対応になります。
相手方との関係が感情をぶつけるだけで終わるのであれば、それでも良いかもしれません。
しかし、権利を実現しようとするときに、そのような行動が悪影響を生じることはよくあります。
相手方の協力が得られるならば、時間も費用も余り費やさずにすんだことでも、裁判手続を利用しなければならなくなり、時間と費用を費やすことになることがあります。

もちろん、「ライオンにいくら肉を食わせてもシマウマにならない。」という欧米のことわざもあるようです。
時間と費用と費やすことをおそれるあまり、相手方に対して過度に譲歩される方もいらっしゃいます。

コストパフォーマンスの視点が、交渉をまとめるかどうかを判断する基準になります。

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