熊本の弁護士|交通事故,離婚の山崎法律事務所

相続

家庭裁判所で司法書士?

少年審判で家庭裁判所に行ったときのことです。
家庭裁判所から司法書士が出て行きました。
1人で出てきたのであればご自分の案件かなと思います。
横に人がいました。
私の職業的感覚では、依頼者のような雰囲気でした。
しかし、司法書士は家庭裁判所では用事がありません。
熊本少年友の会に入って、少年審判について、家庭裁判所の許可を得て、付添人として活動している司法書士はいます。
ちなみに、私たち弁護士は、法律上当然に付添人になれますので、家庭裁判所の許可は必要ありません。
他方、離婚や相続などの家事事件の調停や審判、人事訴訟では司法書士は代理人になることができません。
家事事件では、司法書士は家庭裁判所にくる用事がありません。
ただ、地方裁判所で行っているような脱法的な関与をしているような司法書士がいるのかも知れません。
地方裁判所では、傍聴席に司法書士らしき人が陣取り、当事者を遠隔操作している状況を今でもたまに見ることがあります。
ただ、地方裁判所でも、弁論準備という手続になると、非公開ですので、司法書士らしき人はそのやりとりの詳細を知ることができず、廊下に出てきた当事者から伝え聞いての遠隔操作にならざるを得ません。
実は、家事事件も、人事訴訟以外は、非公開ですし、人事訴訟も弁論準備という手続になると非公開になります。
すると、司法書士がついて行っても、弁護士のように部屋の中にはいることはできませんので、当事者が出てきたときに、中の様子を伝え聞いて、当事者に助言をするしかできません。
家事の調停などは、部屋の中で30分から1時間程度のやりとりがあります。
その全てのやりとりと、その雰囲気を、例えその直後といえども、誰かに伝えることは至難の業です。
実は、私は、かつて、家事事件で司法書士の援助を受けていた人の依頼を受けたことがあります。
私がその依頼を受けたときの状況は、野球で言えば、9九回裏ツーアウトランナーなしでこちらが負けている状態でした。
それでも、何とか依頼者の希望に沿う解決ができました。
私が入るまで2年くらいかかり、私が入る直前に成立目前だったそうですが、依頼者がその調停案に不満でした。
そこで、私に依頼をされたのですが、私が依頼を受けてから1年もかかりました。
廊下で助言を得るだけだと、このようにご自分に不満の調停案でさえ、成立しそうになります。
調停は、交渉ですので、生き物ということができます。
30分の時間の中で状況が刻々と変化していきますし、呼吸を合わせることも大切です。
30分して、廊下で、それまでのやりとりを聞いても、相手方から予想外の主張や提案がなされる可能性もあるのですから、それから行われる30分の調停に十分に対応することはとても難しいことです。
司法書士ではなく、きちんとした専門家の援助を受けるべきだと思います。

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