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交渉

強気での交渉態度

亀井静香金融・郵政改革担当大臣が、民主党議員のパーティーで、普天間問題について、アメリカ合衆国との強気の交渉をするべきだと発言したそうです。
亀井大臣らしい発言です。

ところで、弁護士業務というのは、その大部分が交渉業務です。
交渉というのは、相手を説得して、自らに有利な決断を引き出すことを言います。
裁判を起こす(訴訟提起)前の交渉は、案件の相手方との直接交渉です。
調停も案件の相手方との交渉になります。
ただ、調停委員という調整役を間に挟みます。
また、この調停委員に対する交渉という側面もあります。
自らに有利な調停の流れを調停委員に作ってもらうことが必要になります。
裁判も、和解という解決を考えれば、相手方との交渉です。
また、裁判官に自らに有利な判決を下してもらうための交渉でもあります。
そこでは、強気な交渉という手法も使いますが、柔軟な交渉という手法も使います。
相手方との交渉について考えるならば、少なくとも調停での解決を目指す時点までは、相手方に納得してもらう、合意してもらうと言うことを考えなければなりません。
このときに、こちらの要求を100パーセント実現することだけを考えていては、相手が納得して、合意することはあり得ません。
「ライオンに、その要求に応じて肉を与え続けても(草食動物である)シマウマにはならない。」という法諺があるように、相手方の要求に応じ続けることは愚の骨頂ですが、譲歩するという姿勢がなければ、交渉がまとまる可能性はとても低くなります。

亀井大臣は、普天間問題について、強気での交渉態度をとの発言をしていますが、それによって交渉がまとまる見通しや、交渉が膠着した場合の打開策をお持ちでしょうか。
強気での交渉態度では、そのような見通しや打開策がないと、交渉が失敗するリスクもあります。

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