熊本の弁護士|交通事故,離婚の山崎法律事務所

雑談

弁論期日での光景

刑事裁判で法廷が開かれる期日を公判期日といいます。
民事裁判で法廷が開かれる期日を弁論期日といいます。
どちらも、法廷が開かれますから、公開されており、傍聴は自由です。
民事裁判では、この弁論期日の他に、主張や証拠の整理をしたり、場合によっては和解を成立させたりする非公開の弁論準備という期日もあります。
今週に開かれていた弁論期日でのことでした。
実は、複数の事件の弁論期日が同じ日の同じ時刻に指定されることが珍しくないというか、それがほとんどです。
そして、裁判所の準備と、当事者がそろい具合で、順次法廷の中に入り、手続きが進行していきます。
ですので、午後1時10分に指定されていても、午後1時30分ころに手続が始まることもあります。
そのため、自分の順番がくるまでは、他の事件の弁論を眺めていることができます。
私の前に消費者金融に対する本人訴訟が行われていました。
本人訴訟というのは、当事者が、弁護士・司法書士を代理人として選任することなく、自ら裁判をすることをいいます。
その本人訴訟をしている原告の方が、傍聴席の方をチラッと見たときでした。
裁判官が優しい声で言いました。
「司法書士さんと相談しないでくださいね。」と。
傍聴席の最後列の席に司法書士の方が座っていました。
ちなみにその本人訴訟をしている方は傍聴席の最前列の席に座って自分の順番を待っていました。
きっと、ご自分たちの行っていることが法律的に問題があることであることが分かっている確信犯なのでしょう。
ゲーム的訴訟観という考え方をとるかどうかは別にして、過払金返還請求は、貸金業法、利息制限法に定めラテいるルールに消費者金融が違反して、超過利息を取得しているから、そのルールに反して取得した金額を返せという裁判です。
相手のルール違反を主張する者が、そのルール違反を主張する手続で自らルール違反をすることは、フェアではないと思います。
ところで、この本人訴訟のふりをした過払い金返還請求は、裁判前に司法書士により交渉による返還請求がなされていたのでしょうか。
この案件は、地方裁判所に訴えが提起されていることから分かるように、司法書士が扱うことができない案件です。
もし、司法書士が、裁判前に、この案件について、過払い金返還の交渉をしていたのであれば、それは違法行為(犯罪)です。

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