熊本の弁護士|交通事故,離婚の山崎法律事務所

刑事事件

弁護人のコメント

昨日、熊本地方裁判所で無罪判決が出ました。
国道で起こった死亡事故について、業務上過失致死罪に問われた事件でした。
(業務上)過失致死罪という犯罪を処罰するためには、単に死亡の結果が発生しただけでなく、死亡という結果が発生するであろうことを予見することができ、この死亡という結果を回避することができたという事情が必要です。
死亡という結果を予見することができた事情を結果予見可能性といいます。
死亡という結果を回避することができた事情を結果回避可能性といいます。
これらの可能性がなければ、たとえ死亡という結果が生じていても、処罰することができません。
昨日の熊本地方裁判所での無罪判決は、この結果予見可能性、結果回避可能性がないということを理由としたもののようです。
ところで、刑事弁護をしていて、なかなか無罪判決に巡り会えるものではありません。
無罪判決を「勲章」と表現する弁護士もいます。
それほど、無罪判決を獲得することは、刑事弁護人にとっては誇らしいものです。
ところで、昨日の無罪判決で、弁護人は次のように述べています。
「事故で亡くなった方がおり、コメントは控えたい」と。
素敵だと思います。
ただ1つ残念なことに、このコメントを述べたのが私ではありません。

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