熊本の弁護士|交通事故,離婚の山崎法律事務所

離婚

離婚後の祖父母の孫

祖父母には、孫との面接交渉権はありません。
離婚後に親権を失い、別居している親のような面接交渉を求める権利まではありません。
ところで、権利実現の援助者である弁護士が言うのも何ですが、権利・義務という考え方のみで解決を図ろうとすると、大変なこともあります。
面接交渉が出てくる局面で同じように出てくるものに養育費というものがあります。
離婚して、養育費を支払うべき義務がある方に収入がないこともあります。
そのため、養育費を請求する側の希望からするとはるかに少ない養育費とならざるを得ないときがあります。
そのようなとき、養育費を請求する側がつい口に出してしまうことがあります。
「でも、あの人の親には収入(資産)があるのに・・・。」
妻を別の呼び方をすると嫁といいます。
嫁は、女偏に家と書きますし、結婚式・披露宴も○○家と□□家と表示され、披露宴の最後に「さあ!新しい家族の誕生です!」のようなアナウンスが流れます。
結婚は、家族と家族との結びつきとの意識が社会には強いのでしょう。
ただ、権利とか義務とかいう概念は法律上のものですので、法律の建前に従う必要があります。
すると、いくら養育費を支払うべきものの親に収入・資産があっても、祖父母に孫の養育費を支払う義務はありません。
もちろん、祖父母に対して直接養育費を請求する人はいません。
ただ、養育費を定めるとき、このご時世で、養育費を支払うべき人が失業していて現実に養育費を支払うことができないということが起こっています。
そのようなときに、その養育費を支払うべき人の親(つまり子にとっての祖父母)が、その支払うべき人を援助して、養育費の支払いを継続させていることもあります。
そういうことが期待できるのは、祖父母が、孫をだっこしたりして、孫に対する愛情を感じているとき、孫のために少しでも援助したいと考えているときです。
そこに権利・義務という考え方が入っていくことはありません。

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