熊本の弁護士|交通事故,離婚の山崎法律事務所

刑事事件

断手刑

社会が国際化していくと、法律の世界も国際化が要求されるところです。
ただ、法律というのは、どんなに社会が国際化しても、地球連邦政府ができない限り、それぞれの国の文化による違いが出てくるものです。
例えば、記憶に新しいところでは、日本では決して死刑になることがない覚せい剤輸入罪で、お隣の中国では死刑が執行されたことはその典型でしょう。
麻薬や向精神薬などの薬物犯罪は国際犯罪として、世界中でその対策がされていますが、日本と中国とでもこのように大きな違いがあります。
ところで、断手刑というのは、文字通り手を切り落とす刑罰です。
昔、手塚治虫の漫画「三つ目が通る」で、盗みを犯した人が手を切り落とされる断手刑の話が出ていました。
断手刑というのは、漫画の中の話か遠い昔の話と思っていました。
ところが、先週、イランで、3人の窃盗犯に対し、断手刑が執行されたそうです。
イランは、イスラム法が支配する国ですので、日本とは大きく法律文化が異なります。
なんでも、100件以上の盗みをすると、断手刑に処せられるそうです。
もっぱら見せしめのための刑罰で、その刑を受ける人の立ち直りを全く考えていない刑罰です。
日本でも、そのような刑罰を肯定する考え方があるのかもしれません。
しかし、私は、100件以上も盗みをする予定はありませんが、そのような法文化の国に生まれなくてよかったと思っています。

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