熊本の弁護士|交通事故,離婚の山崎法律事務所

交通事故

和解は仲直りにあらず

裁判所から出ると、目の高さにトンボが飛んでいました。
猛暑でもそろそろ秋です。
1つ和解が成立しました。

地裁本庁のロビーにモニターがあります。
裁判員裁判の紹介が流れているときもありますが、簡裁での裁判手続きを紹介する内容が流れているときもあります。
そこで、和解のイラストが描かれていることがあります。
裁判官と当事者の三者が、にこやかな笑顔で握手をしている絵です。
依頼者の方には、「あの人(相手方)となんか和解できません。」と言われる方もいます。
日常用語の「和解」には、仲直りという意味があります。
だから、件の発言が出てきたのでしょう。
しかし、離婚裁判の和解を考えてもらえればわかりやすいと思いますが、離婚裁判で和解をしたからといって、夫婦が元の鞘に戻ることはありません。
裁判で和解というのは、当事者が、条件面などで譲歩をして、裁判を終わらせるものです。
お金を請求している方はその請求額において我慢をし、請求されている方は払いたくないお金を我慢して払って、それでも判決よりもましと考えて、裁判を終わらせるものです。
判決と比べると和解は、控訴のような不服申立ができませんので、裁判は確実の終わりますし、当事者の自主的意思により合意したものですので、自発的に約束を守ってもらえる可能性が高いというメリットがあります。
だから、当事者は、我慢して和解をします。
裁判所で見るイラストのように、当事者双方がにこやかな笑顔になる和解には、なかなかお目にかかれないものです。

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