熊本の弁護士|交通事故,離婚の山崎法律事務所

交通事故

我慢は美徳?

「欲しがりません勝つまでは」というスローガンを歴史の資料集でみた記憶があります。
国家総動員法ができた頃の時代だったと思います。
石の上にも三年という言葉もあります。
日本人は、兎にも角にも、我慢することを美徳と考える国民性のようです。
それ自体は悪くはないと思います。
しかし、この国民性が医者の前でも登場することがあるようです。
せっかく診察に言っていても、医者から、「どこか具合の悪いところはありませんか?」と尋ねられて、具合の悪いところがあっても「大丈夫です。」という患者さんもいらっしゃるそうです。
ところで、このような国民性が、交通事故の被害にあったときには災いします。
医者から、「どこか痛いところはありませんか?」とか、「どこを打ちましたか?」と尋ねられても、あまりいたいところを言ったり、打ったところを言ったりしない傾向にあるようです。
大した怪我でなく、後遺症も残らずに済めば、このようなことでも問題はありません。
しかし、後遺症が残るような怪我の場合、面倒なことになります。
医者は、患者にどこか痛いところがないか尋ねて患者がどこそこが痛いと申告すれば、その内容をカルテに記載します。
患者が申告しなければカルテには記載できません。
交通事故で腕を打っていたとしても、これを医者に申告しなければ、腕について十分な検査をされないこともあります。
そして、後遺症診断の段階になって、腕に後遺障害が残っていると主張しても、交通事故直後に受けた診察でのカルテに腕について交通事故で障害を負ったという内容の記載がなければ、腕について後遺障害が認定されることはまずありません。
交通事故にあって医者の診断を受けるときには、我慢をせずに、少し厚かましいと思われるくらいに、主張した方がよいです。

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