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雑談

平成22年度新司法試験合格発表

新司法試験の合格発表の日だったそうです。
受験者8163人、合格者は2074人、合格率は25.4%。
昨年度と比べると人数で31人増で合格率で27.6%減だそうです。
元フジテレビアナウンサーの菊間さんも合格したそうです。
1、000万円前後の学費を使って法科大学院を修了して5年間で3回のチャンスしかありません。
しかも、弁護士会は反対していますが、司法試験に合格した後になる司法修習生の給与が廃止されそうです。
私は、旧制度のうちに司法試験に合格していてよかったと心より思います。
きっと、今から進路を選ぶとすれば、私は司法試験を受験する道は選ばないと思います。
私の受験を始めた頃の境遇では、今の司法試験を目指すのはリスクが大きすぎます。
政治学で「出世民主主義」という言葉があります。
日本では、戦前から、どんな低所得者層の家庭に生まれても、帝国大学を卒業して官僚になれば、国家を指導できる立場になる社会であったことを指す言葉です。
旧司法試験も、そのような「出世民主主義」を実現できる制度でした。
例え低所得者層の家庭に生まれ、爪に火を灯すような生活をしていても、司法試験にさえ合格すれば、裁判官、検察官、弁護士という立場の人たちの仲間に入ることができるという意味では、「出世民主主義」を実現できていました。
しかし、今は違います。
法科大学院に行く学費が工面でき、来年からは司法修習の時の生活費を工面できる家庭に生まれた人しか司法試験を目指すことができないように思います。
司法試験合格者から出身所得の多様性が失われていくように思います。

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