熊本の弁護士|交通事故,離婚の山崎法律事務所

刑事事件

国賠かな

大阪地方検察庁検察官検事の前田恒彦氏が逮捕されました。
押収したフロッピーディスクを改ざんしたという疑いです。
このフロッピーディスクは証拠提出はされなかったようです。
ところで、弁護人からの証拠開示請求という制度があります。
証拠収集能力において、捜索差押令状などの強制力や組織力を使える検察官に弁護人は勝つことはできません。
他方で、検察官が収集した証拠がすべて裁判所に提出されるわけではありません。
検察官が裁判所に提出しなかった証拠に被告人に有利な証拠がある可能性があります。
今回の改ざん前のフロッピーディスクは、村木課長が指示をする前に既に書面が作成されていたことを裏付けるものですから、検察官のストーリーに合理的な疑問を差し挟むことができるほどの証拠、つまり無罪の証拠になることができるものです。
被告人、弁護人は、このフロッピーディスクが押収されていることは知っているか、その存在を予測しているはずです。
このフロッピーディスクが弁護側より提出されることをおそれたのでしょう。
つまり、検察官は、今回の判決が出る前から、村木課長が無罪であることを知っていたはずです。
無罪事案で、国家賠償請求を認めた裁判例を私は知りません。
しかし、今回の事件は、証拠の変造までしています。
今回の捜査の違法性は明らかだと思います。
無罪事案で、初めて国家賠償請求が認められるかもしれません。

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