雑談
第1次世界大戦の賠償金完済
ドイツ統一から今日で20年が経過したそうです。
ドイツ統一の1年前にベルリンの壁が崩壊しました。
そして、ドイツ統一の1年後にソ連が崩壊しました。
ベルリンの壁の崩壊のニュース映像には、学生ながらに感動させられたことを覚えています。
日本人にとって、国家というのは、動くことのないものの代表のようなものです。
その国家を分断していた象徴的建造物が、民衆の力のより壊され、そして国家そのものが消滅するという出来事は衝撃的でした。
朝鮮半島や北方領土もいつか解決できるのではないかと思わせられてものでした。
思えば、国家や制度、社会は憲法や法律、条約という約束により成立しています。
そのように国家などを成り立たせているような約束さえも変えることができることを証明した出来事でした。
ところで、ドイツが第1次世界大戦の賠償金を完済したそうです。
第1次世界大戦といえばその講和条約はベルサイユ条約です。
私たちにとっては歴史上の出来事でしかない条約です。
そして、このベルサイユ条約の破棄を主張してナチスが政権を取ったのでした。
この賠償金は、ナチスが政権を取った後は一方的に、ドイツが分断国家になった後はロンドン条約により、支払いが停止されていたそうです。
ロンドン条約は1954年に締結されたそうですので、その時代にドイツが統一されることを予定した条約が結ばれていたのは驚きです。
ドイツは、このベルサイユ条約、ロンドン条約などの約束を守り抜きました。
それもすごいことだと思います。
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