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雑談

参議院議員選挙定数問題

今年7月に行われた参議院議員通常選挙における投票価値の平等を巡り11月17日に東京高裁で違憲判断が出ました。
同じ日に東京高裁で合憲の判断も出ています。
全国にある地方裁判所、高等裁判所の中でも東京にある裁判所は別格のようで、参議院で早速にも定数是正の動きが出ています。
ただ、実現は難しいようです。
地理的な問題などを考えれば、すべての投票価値を平等にするのは不可能でしょう。
しかし、どこまでが憲法上許容されるかを検討しなければなりません。
ところで、議会には2つの機能が期待されています。
1つは民意の反映です。
議会は民意を映す鑑のように、民意を正確に反映しなければならないという要請です。
そしてもう1つは、民意の集約です。
日本のような議院内閣制を採用する政治体制では、政権基盤となる議会は民意を集約していくことも要請されます。
なぜなら、行政機関が国家目標を実現するためには、国民間に散在する価値を集約する必要があるからです。
そして、この2つの要請は矛盾しがちです。
他方、我が国は、両院制を採用しています。
政権基盤となる衆議院は、下院としての性格を強めさせ、世論の集約の要請に応えさせ、これに対し、参議院は世論の正確な反映を使命とさせてはどうでしょうか。
例えば、全国1区とする比例代表選出議員のみで構成されてもよいと思います。
すると、投票価値の不平等の問題は解決されますし、参議院の独自性を発揮できると思います。

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