熊本の弁護士|交通事故,離婚の山崎法律事務所

借金問題

得なのか損なのか

最近相談に来られた方から面白い話を聞きました。
まだ債務が残っている方でした。
利息制限法に基づく引き直し計算をすれば、過払いの可能性のある方でした。
その方がある法律事務所に問い合わせたそうです。
すると、完済した方がよいといわれたそうです。
完済することにどのようなメリットがあるのか考えてみました。
相談に来られた他の方の話を聞いて考えつくことがありました。
完済している場合、着手金が必要のない報酬基準を採用する法律事務所が少なくなさそうです。
逆に言えば、債務が残っていれば、着手金なしでの依頼を受けることができないのかもしれません。
または、債務が残っていれば、そもそも依頼を受けないのかもしれません。
そのような法律事務所では、少なくとも過払い金の20%を報酬金を定めています。
ところで、過払い金回収の現状はそれほど甘くありません。
特に武富士の経営破綻以降においては、いわゆる信用不安もあって、以前に比べて低率で納得される依頼者の方も増えています。
消費者金融、信販会社によっては、裁判手続を利用しても100%の回収ができないところもあります。
仮に、現在20万円の債務が残っているとします。
現状で過払いであれば、この支払う20万円も弁済すれば過払いになります。
回収率が80パーセントと仮定すると、4万円は回収できない金銭です。
18%の利息を支払うことを考えると、金額はそれ以上です。
また、現状では、裁判を起こさずに過払い金の80%が回収できる案件はかなりの成功案件といえ、回収率が80パーセントを切る案件も少なくありません。
しかも、回収した16万円のうち、20%以上を報酬金と定めている弁護士の場合、3万2、000円以上が弁護士報酬になります。
これは、依頼される方にとって得でしょうか?それとも損でしょうか?
私は、完済した方がよいとは思いません。

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