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雑談

京都大学入試問題投稿事件

京都大学が、入試問題をインターネット掲示板のヤフー知恵袋に投稿された件について、被害届を警察に提出するそうです。
被害罪名はやはり偽計業務妨害罪でした。
刑法では、データなどの情報を盗む情報窃盗を処罰していません。
刑法が処罰する窃盗は物を盗む窃盗です。
ちなみに、刑法では、電気は「物」であると規定していますので、他人の家などのコンセントにプラグを差し込んで電気を使用することは窃盗として処罰の対象になります。
ですので、インターネット掲示板に入試問題という情報を「持ち出しても」、窃盗として処罰するのは無理があります。
刑法で処罰をするのであれば、偽計業務妨害罪が該当しやすいとなります。

ところで、私たち弁護士、そして裁判官、検察官になろうとする者が受ける司法試験は、その公平さも特徴といえるでしょう。
私たちのころの司法試験は、1年間に3種類の試験を順番に合格する必要がありました。
その3種類の試験を3段階と理解しても良いです。
それぞれの段階ごとに異なる受検番号が与えられます。
そして、個人を特定するものとして受検番号しか使用できません。
答案用紙に個人を特定する記述をしたりしてはなりません。
3段階目の試験は口述試験という面接で行う試験ですが、ここで思わず自分の名前を言ってしまって不合格になったという話を聞いたことがあります。

京都大学は司法試験合格者を多く輩出する大学の1つですが、今回不正な方法で京都大学に合格しようとした人は、まさか司法試験を受けようとは思わないことでしょう。

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