熊本の弁護士|交通事故,離婚の山崎法律事務所

雑談

信頼する覚悟

家庭裁判所の調停では、相互に当事者の話を聴きます。
すると、調停の中で待ち時間というものが生じます。
その待ち時間は、多くの方は家庭裁判所の中の申立人待合室、相手方待合室で過ごします。
その待合室は、専用ではなく他の方も一緒に使います。
すると、弁護士とともに来ている他の方の、その一緒に来ている弁護士との会話も耳に入ります。
そこで、弁護士は、調停で話し合われていることと別の事柄についてでしょうが、書面の作成を勧めていました。
それに対して、その方は、お互いに信頼することで済まないものかというようなことをお話になっていました。
書面を作成することは、普段書面を作っていない方には難儀なことのようです。
それ以上に、作成した書面に署名、捺印を求めることで、それまでの関係を変化させたくないと考えているのかもしれません。
ただ、契約書、合意書、和解書、示談書などの書面は、そもそもどのような契約、合意などがなされたのかを明確にして将来のトラブルを予防するというメリットがありますし、また、将来トラブルになったときに証拠としてつかることができるというメリットがあります。
書面を作らないということは、これらのメリットを使えないということになります。
それは、裁判になったときに負けるかもしれないというリスクを負うことになります。
「信頼していた。」というのは、「裏切った相手が悪い。」という気持ちを含むことが多いように思います。
裏切られないように、裏切られたときのために、書面を作ります。
信頼して書面を作らないのであれば、裏切られるリスクを引き受ける覚悟が必要になります。

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