熊本の弁護士|交通事故,離婚の山崎法律事務所

刑事事件

顔馴染み

刑事裁判所と検察官の関係は、裁判所が検察官の訴追行為をチェックすることが期待されるものだと思います。
しかし、刑事裁判所の中には、検察官の主張を追認することに終始しているのではないかと思えるものも見受けられるものもあります。
裁判で最も大切なことは事実認定と呼ばれる作業です。
これは、証拠からどのような事実があったかを推定して認定するという作業です。
この事実認定では、できるだけ客観的な証拠によるべきと習った気がします。
なぜなら、人の話というのは、嘘をつくことがありますし、嘘をつくつもりがなくても言い間違いや見間違いや記憶違いで間違うことがあります。
だから、客観的な証拠によるべきなのです。
例えば、傷害事件があったとします。
この場合、怪我の程度についての客観的証拠としては、怪我の写真であるとか、診断書などがあります。
そして、その診断書が、その怪我が軽傷であることを示していたとします。
すると、これが事実認定の基礎となるべきです。
他方で、被害者が被告人に頭を殴って吹っ飛んだと供述していたとします。
そこで、この被害者の供述が診断書の内容と矛盾しないかを検討する必要があるはずです。
ところが、そのような検討をしないで、被害者の供述をそのまま採用して事実認定をする刑事裁判所もありました。
これは驚くことだと思います。
刑事裁判所では、検察官は毎回同じ顔ですが、弁護人は事件ごとに変わります。
検察官の主張と異なる事実認定をすると、次に顔を合わせるときに気まずい思いをすると考えたのでしょうか。

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