熊本の弁護士|交通事故,離婚の山崎法律事務所

刑事事件

大阪パチンコ店放火殺人事件大阪地裁判決

大阪パチンコ店放火殺人事件で、大阪地裁は求刑通り死刑判決を下しました。
この裁判は、弁護人が死刑の違憲性を主張していたことでも注目されていました。
死刑制度については、最高裁大法廷昭和23年3月12日判決刑集2巻3号191頁で合憲判断がなされています。
他方で、この最高裁大法廷判決については、将来的に死刑制度が憲法違反となり得る余地を残しているとの解釈もあります。
ところで、被害者の立場であれば、死刑判決を望むのは当然だと思います。
私も、家族を殺されれば死刑を望みます。
しかし、英国人英語教師殺人事件で、来日した遺族は、できるだけ長い期間服役させて欲しいと言いました。
英国には、死刑制度がないので、このような発言になったのでしょう。
他方で、自らの手で仇討ちをしたいという人はいないようです。
日本の法制度で仇討ちが認められていないことは多くの人が知っているからです。
結局、法定刑の最高刑が死刑だから死刑判決を求めているといえます。
ところで、ご自分の家族やご自分が死刑判決を受けそうになったとき、どのように考えるでしょうか。
しかも、身に覚えのない犯罪で死刑判決を受けるとなると、どうされるでしょうか。
氷見事件や足利事件などのえん罪事件を見てもわかるとおり、日本の優秀な裁判官でさえも誤りをします。
誤って、無実の人間に死刑判決が下る危険性は常にあります。
無実の人間に執行された死刑は、もはや刑罰として正当化される余地はないと考えています。
日本でも、死刑囚の再審無罪が続いたときには、死刑廃止の世論が増えていたように思います。


一覧ページに戻る
top

熊本の町医者的法律事務所です。
法律の専門家に
お気軽にご相談下さい。