熊本の弁護士|交通事故,離婚の山崎法律事務所

雑談

被告と被告人

少なくとも現状では米国のような訴訟社会ではない日本では、裁判に関わるなど一生に1度あるかないかの出来事です。
しかも、訴えられることなど多く経験するものではありませんし、訴えられること自体を不愉快に感じることでしょう。
その原因の1つに呼称もあるようです。
民事裁判や離婚裁判などの人事訴訟では訴えられた人を被告と呼びます。
これは、民事訴訟法という法律にも規定があります。
しかし、この「被告」という呼称に不名誉な印象を持つ人が少なくありません。
これは、マスコミの事件報道に原因があります。
マスコミの事件報道では、起訴された人を「被告」と呼びます。
そのため、民事裁判や離婚裁判で訴えられた人は、あたかもご自身が犯罪者と同様に扱われているように感じることがあるようです。
これが、被告の地位につくと不愉快に感じる1つの重要な原因だと思います。
しかし、刑事裁判では、起訴された人を「被告」とは呼びません。
刑事裁判について規定している刑事訴訟法にも「被告」という呼称は登場しません。
起訴された人については、「被告人」と呼ぶのが正解です。
マスコミが被告人の立場を尊重して被告人を「被告」と呼んでいるのではないことは、事件報道の現実を見れば明らかでしょう。
被告という地位に必要以上に不愉快な思いをされることはありません。

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