雑談
生涯未婚率
関越道バス事故は、事前規制から事後救済という規制緩和の中で、新規参入業者が既成業者殿競争の中で、安全性よりも価格を選択した結果といえます。
どこぞの業界で大増員をしているのも、質よりも価格を優先させようという政策目標もあるようですので、直接の死亡事案は起こらなくても市民の権利・利益に重大な損害が生じる危険があるように思います。
ところで、今日、生涯未婚率というものがあるそうです。
男性の2割、女性の1割が生涯を未婚で過ごすそうです。
多様な価値観を認める社会においては、結婚に価値を見いださずに生涯を未婚で過ごすことにも価値を認めるべきです。
この生涯未婚率が、このような社会の多様性を示すものであれば、望ましいことです。
他方で、生活に不安があり、婚姻に踏み切れない男性もいると聞きます。
私も、受験生時代には、婚姻なんて考えられませんでした。
この生涯未婚率は、格差社会の反映という側面もあります。
他方で、一昔前には、会社や地域に未婚の男女がいれば世話をするお節介な人がいました。
しかし、現在では、会社で未婚者に下手に結婚話を持って行けば「セクハラ」呼ばわりをされかねません。
また、世話焼き婆さんがいた地域社会も珍しくなっています。
1つの統計を見ながら、いろいろと想像を働かせることができました。
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