熊本の弁護士|交通事故,離婚の山崎法律事務所

刑事事件

思い

私は今日から金曜日まで夏休みを頂いています。
私は暑中見舞を出す習慣がないのですが、他の法律事務所から届いた暑中見舞によりますと、私と同じ期間の夏休みをとるところが多いようです。
この時期は、夏期休廷期間と言いまして、裁判官、書記官が交代で夏休みに入るので、裁判の期日が入りにくい期間です。
先週の金曜日でさえ、駐車場は閑散としており、期日も数えるほどでした。
そのように張り出されている期日を見ていると思うことがあります。
私は、刑事事件を多くしている弁護士だと自負しています。
刑事弁護人の勲章といえば無罪判決でしょうか。
残念ながら私には勲章はありません。
警察・検察権力から濡れ衣を着せられた人を救い出す。
刑事弁護のイメージ通りです。
しかし、多くの刑事事件が、被告人が事実関係を争わない事件です。
このように被告人が事実関係を争わない刑事事件を自白事件といいます。
自白事件では、量刑だけが争点になります。
このような場合の刑事弁護を情状弁護と言います。
情状弁護には、無罪判決をとるような刑事事件のような華やかさはありません。
以前、裁判員模擬裁判で裁判員役の検察事務官から「弁護人は感情に訴えるだけ」と口を滑らせたことがありますが、刑事裁判に関心がありそうな検察事務官でさえこれですから一般の方の認識は推して量るべきでしょう。
ただ、「刑事弁護は情状弁護に始まり情状弁護に終わる」と述べていた先輩弁護士もいました。
刑事裁判では、手続の終わりに、弁護人は弁論を行います。
弁護人としての意見を言うわけです。
弁論を述べているときには、裁判官は手元の弁論メモに目を落としていることが多いですが、弁論記録を聞かずに記録に目を通している方もいます。
過去に1人だけ、弁論を述べている私をじっと見ていた裁判官がいました。
その裁判官に、その話をしたところ、せっかく弁論を述べているんだからしっかり聞かないといけないと思ったと言ってくださりました。
私は、情状弁護における弁論は、裁判官もですが、被告人にも聞いてもらいたいと思っています。
そう思って、弁論には、被告人に対するメッセージを必ず入れます。
2度と犯罪を犯して欲しくないという思いを込めて。
もちろん、信じることは裏切られることを覚悟することですが。

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