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雑談

尖閣諸島上陸

尖閣諸島に香港活動家が上陸したニュースがありました。
香港活動家は、尖閣諸島は中国領土であるから不法上陸には当たらないと主張しているそうです。
この主張を聞いていると、受験生時代に読んだ刑法の教科書を思い出しました。
殺人や窃盗という故意犯で、違法性を認識していることが必要であるかという議論がありました。
例えば、店の商品を万引きしたとします。
この万引を処罰するための認識としては、1)手に取った物が自分の物ではなく店の物であることと、2)その物を自己の支配下に置くことの2つを認識していること、万引きの場合には、これに「権利者の意思を排除して、他人の物を自己の所有物と同様に、その経済的用法に従って利用・処分する意思」(不法領得の意思)が必要となりますが、これに加えて自らの行為が違法であることを認識していることが必要かという議論です。
判決に現れている裁判所の立場は、この違法性の違式について必要ではないと考えていると解釈されています。
さて、件の香港活動家が、尖閣諸島について、中国領土だから不法上陸ではないとの主張が、違法性の意識がないとの主張であるならば、犯罪の成立に影響がないといえます。
ところで、日本人が同様の行為を、竹島や北方領土で行ったならば、その日本人は生きていないかもしれないことを考えると、お国柄の違いを思わされます。

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