熊本の弁護士|交通事故,離婚の山崎法律事務所

雑談

「嘘である。」

裁判で、相手が主張する事実についての対応は3通りあります。
「認める」 相手が主張する事実が存在する。
「否認する」 相手が主張する事実は存在しない。
「不知」 相手が主張する事実が存在するか否かを知らない。
「認める」と対応された主張については、証拠により証明する必要がありません。
裁判所は、その主張通りの事実を認めることができます。
これに対して、「否認する」、「不知」では、主張した者は、その主張した事実について証拠により証明する必要があります。
ところで、最近、新人の弁護士の中で、これと異なる態度をとる者もいます。
「嘘である」です。
風の噂にそのような弁護士がいると聞いたことがありました。
しかし、そのような弁護士に2人も遭遇しました。
確かに、2人の弁護士とも、登録後1年以内の弁護士でした。
ところで、「嘘」というのは、必ずしも客観的な事実と異なるという意味ではありません。
法律的には、「嘘」というのは、その述べている人が、その人が認識している事実と異なる事実を述べることと理解するのが一般的であると考えています。
だからこそ、証人が偽証罪に問われるのは、その証人の認識と異なる事実を、そうであることを分かって証言したときに処罰の対象となりますが、客観的事実と反しただけでは処罰の対象とはなりません。
つまり、「嘘である」は、新たな事実の主張になると思うんです。
よほど、「嘘であることを証明されたし」と主張したいところです。
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