熊本の弁護士|交通事故,離婚の山崎法律事務所

交通事故

銭失い

交通事故の解決方法として示談があります。
示談というのは、当事者の話合いによる解決で、和解契約又はこれに準ずる契約と理解されています。
和解というのは、当事者間に争いがあるとき、お互いに譲り合って、争いを終結させる契約をいいます。
示談で、お互いが譲り合って合意したとときには和解契約、一方のみ譲ったときには和解に準ずる契約と理解されます。
和解契約であっても、和解に準ずる契約であっても、その効力に違いはありません。
争いを終結する契約ですので、その後に争いを蒸し返すことはできません。
示談が成立すると、損害額が違っていたであるとか、後遺症がないと思っていたのが後遺症があったということがいえなくなります。
もちろん、多くの場合は保険会社でしょうが、加害者側が示談をご破算にして交渉に応じてくれるなら、被害者の権利・利益が少しでも守られることになります。
では、加害者側が示談をご破算にしてくれないときには、どうなるでしょうか。
確かに裁判例の中には、示談の効力を否定したものがあります。
最高裁第2小法廷昭和43年3月15日判決民集22巻3号587頁は、受傷後10日で比較的少額で示談したところ、実は大きなけがで、手術が必要であったという案件について、「 交通事故による全損害を正確に把握し難い状況のもとにおいて、早急に、小額の賠償金をもつて示談がされた場合において、右示談によつて被害者が放棄した損害賠償請求は、示談当時予想していた損害についてのみと解すべきであつて、その当時予想できなかつた後遺症等については、被害者は、後日その損害の賠償を請求することができる。」として、示談の効力を否定しました。
他方で、この最高裁のような事案でないときには、裁判所は、原則通りに、示談の効力を否定しない判断をしています。
示談をする、示談書に署名・押印するということは、それだけ重大な意味を持っています。
私は、ご相談を受けるとき、私が依頼を受けたらということを念頭において応じます。
「査定無料」など大げさなことを言わなくても、損害賠償額の見積りをしなくて、依頼を受けることができません。
結果的に相談で終わるときでも、損害賠償の見積もりを出します。
私のような紹介相談が無料の弁護士でなくても、熊本県内であれば、ほとんどの弁護士が相談料を5、400円と定めていると思います。
その5、400円を惜しんで、示談額を数万円程度をあげることができるチャンスを失っている方が少なくないようです。
ちなみに、ご自身で保険会社と交渉する方の場合、数万円程度くらいしか示談額を上げることができないと思われます。
安物買いの銭失いという言葉があります。
 
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