熊本の弁護士|交通事故,離婚の山崎法律事務所

離婚

コロナ別居

コロナ別居という言葉があるそうです。
女優の篠原涼子さんが、夫市村正親さんと別居しているらしいです。
篠原涼子さんのドラマ主演により、篠原涼子さんが新型コロナに感染するリスクがあるということで、新型コロナを家庭に持ち込まないために別居しているそうです。
このように、新型コロナの家庭内感染を防ぐために別居することをコロナ別居というようです。
では、コロナ別居が継続すると、離婚の理由や不貞の免責理由になるのでしょうか。
裁判官が書いた論文によりますと、別居が5年程度継続すると裁判で離婚が認められるそうですが、他方で、1年程度の別居でも離婚が認められている裁判例も紹介されています。
そこで、コロナ別居が継続すると、離婚の理由となってしまうのでしょうか。
私は、これについては、否定的に考えています。
別居は、多義的な概念だと思います。
離婚の原因となる別居を「別居」と表現して話を進めます。
別々の住居で生活していれば「別居」となるわけではありません。
単身赴任は、別々の住居で生活をしていますが、同居と考えられています。「別居」ではありません。
家族の介護や病気療養のために別々の住居で生活をすることも、「別居」と評価されません。
これらは、夫婦の協力の一態様として、別々の住居で生活をしていると考えられるからです。
さらに、夫婦喧嘩をして、実家に戻っていても「別居」と評価されないこともあり得ます。お互いが冷静になる期間として別居しているのであれば、「別居」と評価されない訳です。
すなわち、「別居」というのは、夫婦関係が破綻していると客観的に評価できるような別居ということになります。
コロナ別居は、新型コロナの家庭内感染を防ぐための別居ですから、夫婦関係が破綻していると客観的に評価できるものではありませんので、「別居」には当たらないと思います。
ですので、コロナ別居が継続しても、離婚の理由とはなりにくいと思います。
他方で、不貞の免責理由となり得る別居も、夫婦関係が破綻していると客観的に評価できるような別居をいいます。
単身赴任中の不貞などは、免責されることはありません。
コロナ別居は、先に話したとおり、夫婦関係が破綻していると客観的に評価できる者ではありませんので、その期間中の不貞も免責されないと思います。
 
 

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