離婚
不貞を許す覚悟
この度の年末年始は,時勢柄,家族のみで過ごされた方が多いのではないでしょうか。
ところで,渡部健さんと佐々木希さんのご家族はどのような年末年始を過ごされたのでしょうか。
不倫というのはドラマから生まれた言葉だそうで,法律用語としては不貞が近い概念でしょうか。
不貞は,きわめて私的な出来事です。
渡部健さんの例でいえば,渡部健さんを責めることができるのは佐々木希さんだけですし,渡部健さんを許すことができるのも佐々木希さんだけです。
仮に,佐々木希さんが渡部健さんを許しているのであれば,誰も渡部健さんを責める理由がないといえると思います。
ただ,感情論というものがあるのでしょうが。
ところで,不貞を許すということ大変なことです。
それなりの覚悟が必要です。
不貞をした配偶者とは,「仮面夫婦」,「家庭内別居」で構わないと考えているのであれば,それほどの覚悟はいらないでしょう。
ただ,それまでと同じような夫婦としての生活を続けたいと考えて,許そうと考える方も少なくないと思えます。
このようなとき,たとえ口先で「許す」といっても,何かにつけ,些細なミスがあるたびに,「だからあんな女(男)にひっかったんだ。」みたいに不貞を持ち出されては,夫婦の関係が険悪にならないわけがありません。
すなわち,不貞をした配偶者を許すということは, たとえ夢にも見ないほどに忘れたふりをし続けることができる覚悟が必要と思います。
その覚悟がなければ,不貞を許すことは,お互いの幸せのためにならない。
そう思います。
もちろん,そのような覚悟をする際に,同時に準備しておかなければならないことがあります。
これは戦略的なお話になります。
ここからのお話しは,別の機会にしましょう。