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契約

ニシキヘビはペット?

横浜市で,アパートの一室から逃げ出していたアミメニシキヘビが発見されたそうです。
被害もなくよかったです。
ただ,アミメニシキヘビが捕まってよかった音で終わらない可能性もあります。
あれだけの大騒ぎをしたのですから,アパートの貸主としては,アミメニシキヘビの飼い主であるアパートの借主に出てもらいたいと考えるかもしれません。
借主も,そろそろ転居を考えていたのであれば,貸主から出て行くように求められれば,特に争うこともなく出て行くかもしれません。
ただ,借主が出て行きたくないと答えた場合, 法律上のトラブルになります。
このようなアパートの賃貸借契約では,ペット禁止の条項があることがあります。
貸主としては,アミメニシキヘビはペットに当たるから,賃貸借契約に違反していると主張することでしょう。
では,アミメニシキヘビはペットでしょうか。
ペットというのは愛玩動物という意味だから,アミメニシキヘビをかわいいと思えばペットでしょう。
そういうことではありません。
弁護士に対する悪口に,「黒いカラスを白いという」というものがあります。
ほらほらと思っている方もいらっしゃるかもしれません。
そういうことでもありません。
賃貸借契約に違反すれば,賃貸借契約を解除され,居住しているアパートから出されてしまいます。
すると,賃貸借契約で禁止されているペットであるかどうかを検討する必要があります。
ペット禁止のアパートで,犬や猫を飼うことができないんだろうということは一般的な理解だと思います。
すると,金魚はどうでしょう。
金魚を飼っていると,賃貸借契約を解除されてしまうのでしょうか。
カブトムシはどうでしょう。
カブトムシを飼っていると,賃貸借契約を解除されてしまうのでしょうか。
金魚やカブトムシを飼っていて,賃貸借契約を解除されることは,可能性としては低いのではないでしょうか。
犬,猫と金魚,カブトムシとの違いは何でしょう。
一つには,アパートが集合住宅として,多くの人が居住していることを根拠として考えることができます。
多くの人が生活する中で,吠え声や鳴き声,その糞尿により不愉快な思いをする居住者が居ることが想像できます。
また,貸主の所有権との関係が考えられます。
アパートは貸主の所有物ですので,みだりに汚されたり,においをしみこまされたりしてもらいたくないと考えるのが貸主の一般的な思いではないでしょうか。
すると,犬,猫は賃貸借契約で飼うことが禁止されている「ペット」に該当するが,金魚,カブトムシは賃貸借契約で飼うことが禁止されている「ペット」には該当しないという解釈になりそうです。
もっとも,カブトムシも多くのかごで何十匹も飼育して,周囲ににおいが漏れる程だと,「ペット」に該当すると解釈される可能性もあります。
ここまでお読みいただけると,先ほどの「アミメニシキヘビがペットでしょうか」の意味がおわかりいただけるのではないでしょうか。
さて,どう解釈されますか?

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