熊本の弁護士|交通事故,離婚の山崎法律事務所

損害賠償請求

不思議な調停委員

調停には,離婚や財産分与について家庭裁判所で行われる家事調停と交通事故などについて簡易裁判所で行われる民事調停があります。
離婚などは,離婚裁判を起こす前に離婚調停を行わなければならないという調停前置主義が取られていますので,よく利用します。
しかし,民事事件については,調停をしなければならないと言うことはないので,いきなり裁判から始めることが多いです。
今回,珍しく,民事調停を起こしてみました。
すると,調停委員から,私が調停申立書に引用した裁判例について,事案が特殊だと言ってのけられてしまいました。
つまり,私が調停申立書に引用した裁判例は,先例として意味がないと言いたいようでした。
しかし,私の引用した裁判例と類似の裁判例は他にもあります。
そもそも,その簡裁で,私が引用した裁判例を主張して,その裁判例と似た判断をしてもらったこともありました。
私が調停委員に,この簡裁でも似た判決を出してもらったと言うと,調停委員は「えっ」という顔をしていました。
一般の人であれば,思い違いをさせられたのでしょう。
それから,私の言い分を聞き終わったところで,調停委員が,私に,「何か酌量するべきこととして言っておきたいことはないか」といいました。
言葉の意味として,「酌量する」とは,処分などについて,事情をくみ取って手加減を加えることを言います。
誰が手心を加えてくれるのでしょう。
調停委員が。
そんなことはないです。
調停は,当事者が合意を形成する手続ですので,決定権を有するのは当事者であり,調停委員ではないのです。
不思議なことを言う人でした。

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