熊本の弁護士|交通事故,離婚の山崎法律事務所

離婚

契約結婚

婚姻は契約であるとはよく聞きます。
婚姻も契約も両当事者の合意により成立します。
ただ,契約は合意のみにより成立しますが,婚姻は合意だけでは成立せず,届け出をしなければ成立しません。
また,契約は債務不履行による解除ができますが,婚姻では債務不履行による解除がありません。
このように,契約と婚姻は似て非なるものといえます。
ところで,熊谷真実さんが,婚姻を1年更新として,この更新がなされなくて離婚したそうです。
マスコミでは,このような形の婚姻を契約結婚と言っていました。
合意は自由にすることができるので,このように,婚姻を1年更新とする契約結婚は,無効ではないと思います。
ところで,契約結婚が更新されないときに離婚に応じなければならないかどうかは別の問題です。
他方で,離婚には,婚姻の予約である婚約のような,離婚予約のような概念はないと理解しています。
離婚届を作成しても,これが提出される前であれば,離婚の意思を撤回することができるというのが裁判所の考えです。
離婚届を作成した後で離婚する意思がなくなったときのために離婚届不受理申出制度があります。
つまり,離婚の意思は,離婚届を提出するそのときに存在していることが必要です。
すなわち,契約結婚で,婚姻期間を1年ごとに更新する合意をしていたとして,その更新がなされなかったとしても,当然に離婚しなければならないとはいえないと思います。
契約結婚を更新されないときは離婚というのが,熊谷真実さんの美学だったのでしょう。

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