交通事故
未来の車,その前に
東京パラリンピックの選手村で,自動運転の電動自動バスが柔道日本代表選手の北園新さんに接触したそうで,その後,北園さんがパラリンピックを欠場したそうです。
自動運転の車と言うことですので,衝突回避機能がついていたと思うのですが,機能しなかったのでしょうか。
報道の中には,停止や発進の際のボタン操作をするオペレーターが乗車していたとするものがあり,北園さんが横断歩道に近づいたことに気づいたが,北園さんが横断をやめると思い停止ボタンを押さなかったというものもありました。
横断歩道に歩行者が近づいたら徐行したり停止したりするものだと思います。
その報道の通りだと,北園さんに接触させてけがをさせた責任は,このバスを運行していた事業体にありそうです。
未来図に出てくるような自動運転の車が走るようになると,その車により事故が起こったとき,誰がその責任を負うかと言うことを考えなければなりません。
その車のメーカーという見解もあります。
車の運転者とすると自動運転の車の普及を阻むのではないかという議論もあり得ます。
未来の,完全に人の関与なしに運転できる自動運転の車,この車が事故を起こしたときにどこが責任を負うのか,これがこの未来の車が世に出るときに通るべきハードルだと思います。
現在発売されている自動運転の車についていえば,自己の責任は,その車の運転手が負うことになります。
なぜなら,その運転の大部分は車の運転手の操作に頼っていて,起こった事故を回避することができたのは,その車の運転手しかいないとなるからです。
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