熊本の弁護士|交通事故,離婚の山崎法律事務所

刑事事件

収監されるとき,収監されないとき

IR汚職事件の秋元司被告人に懲役4年の実刑判決が下り,その場で秋本被告人は収監されました。
池袋暴走事故の飯塚幸三被告人は禁錮5年の実刑判決ですが,飯塚幸三被告人はまだ収監されていないと思います。
この2つを比べると,飯塚幸三被告人が「上級国民」だからと考える方もいらっしゃるかもしれません。
そうかもしれないのですが,法律的な説明ができます。
秋本被告人は,起訴されたとき勾留されていたのを保釈されています。
保釈決定の効力は,判決言渡しまでです。
判決が,無罪判決,執行猶予付き判決であれば,法廷からそのまま帰ることができます。
しかし,判決が有罪判決であれば,保釈決定がなくなっているので,その場で収監されることになります。
これに対し,飯塚被告人は,起訴されるときに勾留されていませんでした。
このようなものを在宅事件といいます。
在宅事件は,一般の方の刑事裁判でも見ることがあります。
在宅事件の場合,たとえ実刑判決が出ても,その判決が確定するまで,被告人の身柄を拘束する法律上の根拠がありません。
そのため,飯塚被告人は,禁錮5年の実刑判決が確定するまでは,収監されることがありません。
なお,秋本被告人は,収監されてもすぐに出てきました。
これを再保釈といいます。
再保釈は,控訴をしたとき,さらに保釈の必要があるとして請求することで,再度の保釈決定をだしてもらって保釈されるものです。
実刑判決が予想されるとき,弁護人は,控訴状とともに再保釈請求書を用意しておくことがあります。
秋本被告人は収監後すぐに出てくることができましたので,秋本被告人の弁護人も,控訴状と再保釈請求書を用意していたのでしょう。

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