熊本の弁護士|交通事故,離婚,相続の山崎法律事務所

雑談

コスト

弁護士が行っている業務には特別な能力が必要というわけではありません。
弁護士は,交渉,調停,裁判について,ご依頼を受けます。
しかし,弁護士に依頼しなくても,ご自身で,交渉したり,調停をしたり,裁判をしたりすることができます。
相手に弁護士がついていないこともあります。

この話題をお話ししようと思うとき,必ず思い出す方がいらっしゃいます。
新人弁護士のころでした。
毎月のように定期的にご相談に来られる方がいました。
その方は、行政を相手に裁判をしていました。
適用される法律はマニアックで,弁護士の中にもその法律を知らない人がいるかもしれないというものでした。
しかし,その方は,その法律について,よく勉強されていました。
その方は,ご相談に来られるときには,いつも,相手から提出された準備書面と,その準備書面に対する反論を記載した書面をご持参されていました。
ついに,その方は,熊本地裁で勝訴判決を得ました。
民事裁判の原告勝訴率は7割といわれますが,行政裁判の原告勝訴率は3割といわれています。
その狭き門を通過したのです。
その後,行政が控訴をして,福岡高裁で和解したそうです。
行政は,敗訴の可能性が高いと予測できなければ和解しないので,実質的にはその方が勝ったのです。

弁護士に依頼せずに法廷に出てきて,裁判官に「では,次までに陳述書を書いてきてください。」といわれて,「陳述書って何?」というお顔をされる方がいます。
きっと,陳述書のイメージもないのでしょう。
そういう状態でも,ご自身に有利な結論にすることは難しいと思います。
それなりに準備をするべきと思います。
例えば、交渉をするのなら交渉術の本くらい読まれた方がよいでしょう。
私は,「ハーバード流交渉術」を司法修習生の時に読んでいましたが,交渉術は調停でも役に立ちます。
また,関係あると思われる法律の勉強をするべきです。
離婚なら離婚に関係する法律,交通事故なら交通事故に関係する法律,相続なら相続に関係する法律を勉強するべきです。
そこに関係する裁判例も調べてみるべきです。
さらに,調停や裁判を利用するのであれば,その手続きを定めている法律があります。
大変と感じられるかもしれません。
ちなみに,行政に勝った件の方は,定年退職をしていたので,裁判に全ての時間をつぎ込めたといえます。

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