熊本の弁護士|交通事故,離婚,相続の山崎法律事務所

交通事故

入通院慰謝料

交通事故の被害者には3つの慰謝料があります。

交通事故の被害でお亡くなりになると死亡慰謝料。
交通事故で怪我をして通院すると入通院慰謝料。
交通事故での怪我で後遺障害等級に認定されるほどの後遺症が残ったときには後遺症慰謝料。

今回は,入通院慰謝料についてお話をします。
入通院慰謝料は,傷害慰謝料といわれることがあります。
入通院慰謝料は,入院の日数,通院の期間などを基に算定される慰謝料です。
例えば,骨折で1ヶ月入院すれば53万円,骨折で1ヶ月通院すれば28万円,骨折で1ヶ月入院してその後に1ヶ月通院したら77万円というようなものです。
骨折の場合,画像で症状が分かるので,通院期間というものは明確といえます。
数日の通院でも,通院期間が3ヶ月になると,3ヶ月の通院として入通院慰謝料を算定することができます。
これに対して,むち打ち症の場合は話が違ってきます。
むち打ち症は,骨折と違い,画像で症状がわかるものではありません。
そのため,慰謝料金額が骨折の場合と違ってきます。
むち打ち症では,1ヶ月の入院で35万円,1ヶ月の通院で19万円,1ヶ月入院して1ヶ月通院すれば52万円です。
骨折の場合と金額ずいぶん違ってきます。
さらに,実通院日数というものを考慮しなければならなくなります。
実通院日数というのは実際に通院した日数です。
例えば,1月10日に交通事故に遭ってむち打ち症になり,入院せずに通院して7月10日に治療が終わったとします。
治療期間は6ヶ月です。
むち打ち症で6ヶ月通院したときの入通院慰謝料は89万円です。
ところで,その期間,通院したのが10日だったとします。
むち打ち症の場合,実通院日数の3倍程度を慰謝料算定の基礎とすることが多いです。
実通院日数10日×3=30日です。
これは1ヶ月です。
1ヶ月通院の入通院慰謝料はすでにお話ししたとおり19万円です。
6ヶ月の通院期間があっても10日しか通院していなければ1ヶ月を基礎とした19万円の入通院慰謝料しか認められる可能性がないということです。
では,頑張って,交通事故に遭った1月10日から治療終了の7月10日までほとんど毎日通院したので,実通院日数が150日だったとします。
150日×3=450日で,これは15ヶ月で,通院15ヶ月の入通院慰謝料は164万円です。
しかし,この場合の入通院慰謝料は通院6ヶ月の場合の入通院慰謝料の89万円です。
つまり,むち打ち症の入通院慰謝料の場合,実通院日数×3と通院期間の短い方が算定の基礎となります。
むち打ち症は他人にはわかりにくい怪我です。
不必要に通院することはありません。
しかし,通院しなければ痛くないのだろうと思われてしまいます。
だから,痛みがあるときには我慢せずに通院するべきと思います。

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